万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ
実「煉獄悪ぃなァ。ったくちゃんと説明しろや冨岡ァ!。今見せたように、人によって適性の呼吸は違う。それを刀で最終判断するんだ。そんな事から”色変わりの刀”と呼ばれもしている。さて無一郎。刀を思いっきり握って見ろォ。お前が何の呼吸が最適なのか分かるぜ。」
無「分かりました。やってみます・・・。」
実弥に言われた通り、刀を思いっきり握った。
すると鍔の方から段々色が染まり始めた。
無「…染まったみたいですけど。白?薄く青緑も見える。こっれて風の呼吸ですか?」
実「いや、風の呼吸じゃねぇなぁ。風の派生であることは間違えねぇが、やっぱり霞か。でも確かに、お前が風の呼吸使うと、特有の荒々しさがなかったんだよなァ。」
実弥はもちろん他の柱達も頭を悩ました。
無一郎の刀は青緑に少し白みがかった色をしている。
緑が一番濃く出ているし、無一郎が風呼吸を使えた事から派生の呼吸に間違えない。
御「おや?これは珍しいし久しい。霞の呼吸の使い手に選ばれたんだね。やはり無一郎も”特別”だという事だね。」
実「やはり霞でした。ですが俺聞いたことがあるだけで、実際見るのは始めてです」
御「今の鬼殺隊士にはいないから見たものが少ないだろうね。確か私の3代前の当主が、霞の呼吸の使い手について手記が残っているんだ。その記録には風の呼吸の派生から生まれた呼吸と記してあったよ。柱の皆も知っている者方が少ないと思う。」
無「風の呼吸の派生。霞の呼吸。」
御「そうだよ。無一郎は霞の使い手に選ばれたんだ。手記によると霞の呼吸は陸の型まであるようだ。技の名前と特徴が簡潔にかかれているが、そこから無一郎なりに型を完成させていかないといけない。これから任務にも出てもらうけど、自主訓練と任務の中で霞の呼吸をものにしてほしい。分からない事は実弥達に相談すると言い。風の呼吸の派生でもあるし、今まで通り頼るのだよ。実弥もこれからも気にかけて欲しい。
もちろん皆も。」
柱「御意。」
実「 はい。おれ自身も数度見かけた程度ですが、完成するまで今まで通り指導していきます。」
耀哉の穏やかではあるが、どこか凛とした表情に柱達も姿勢を正し頭を下げる。
その状況をいつものように無表情に見ていた無一郎も一応頭を下げた。
無「分かりました。よろしくお願いします。」
次は絢蘭の番だ。
