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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達


手鬼サイド

たっ高い‼
地中の手に気づかれ仕留め損なった‼

でもな…
空中ではこの攻撃を躱せない‼


 『よっと。そんな攻撃私に当たると思ってんの。ちょっとナメすぎじゃない?』

シュパッ


斬って避けられた!
いや攻撃を読まれている⁉
そんな馬鹿な。
手は出し尽くしている。
すぐには戻せない。
頭がきれる小娘は間合いの内側。
もう一人の餓鬼は遠すぎる。

でも俺の頸の守りは硬いから斬れない。
アイツでも切れなかった。
ましてや女の餓鬼に切れる筈がない!


 『ここはやっぱりぎゆう兄と獅子色の毛の少年の無念を祓うためにもこの呼吸で行こうかな。後で怒られちゃうかも。でもこの呼吸で留め差さないと意味がないし。ごめんねお父さん。スゥー…。全集中 無限の呼吸 玖ノ空間 無製変技』


俺の頸を斬り損ねたところで頭を握り潰してやる。
アイツと同じように…


真「あの子すごく強いね。このままならあの子が倒してくれるかも。でも驚いたなぁ。義勇はともかく、錆兎の事知っているみたいだけど何か知ってる?」

錆「いや。俺には全く心当たりはない。恐らく義勇から知ったんだろ。だが今のアイツは心を閉ざしている。ましてやそのきっかけになった俺の事を自ら話すとは到底思えんのだが…。それよりあの少女何者だ?最初の一撃は花の呼吸を使っていたが、選別時点であの制度は見た事がない。それに気配を読むのが上手いし感情に流されずにいる。素人とは思えない。今の呼吸はなんだ!”無限の呼吸”?」

真「私も思った。とても選別にいるレベルじゃないよね。今使った呼吸鱗滝さんから聞いた事ないよね。ってことは、あの子が生み出したのかな?なんかいろんな意味で不思議な子。私より幼いのに。でもあの子が私達のそして鱗滝さんの仇を取ってくれるんだね。」

錆「そうだな。あの幼さで驚愕な事ばかりするから冷静さをうしなってしまった。あの少女なら確実にあの硬い頸を切り落とせるだろう。俺達の役目もここで終わりそうだな。」


 『水呼吸 壱ノ型 水面斬り!』


この音
あの時アイツも同じ音を立てた。
風が逆巻くような音だ。

ヒュウゥゥ バシッ

くそっくそっくっそくそォオ‼
死ぬ‼
体が崩れて消えていく
止められない。

最後に見るのが鬼狩りの顔だなんてーー…。



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