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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



じゃあなんで私に襲ってきた鬼は、倒れて灰になり始めているんだろう?
よく見ると奥に残っていた2体も、喉を押さえて苦しそうと言うより息絶えそうだった。


 【こ…こんなに……上手そうなのに…何故だ……。】

 【あいつ…の…血が欲しい……血さへ手に…入れば…。何故…匂いがま…す…程…息…が出来ず…全身…沸…騰する……ように熱…い。】


直後この2体も同様に死んだ後灰になった。
……。
これは一体どういう事⁉
1㎝も切れてない傷からほんの少ししか血は出てないんだけど!
今すぐねぇねの所行きたいけど、選抜中だし。
うーん…。
そういえばさねみ兄が自分の血で鬼を誘き出す?とか言ってたような言ってなかったような…。
まぁいいや。
終わったら考えようっと。
一先ずちゃんと止血して、これ以上この異常事態を犯さないようにしないと。


 『ねぇむい。イマイチ何が起きたのか分からないけど、この事は秘密にしといた方がいいよね?』

無「そうだね。絢蘭の血が稀血なのかは分からないけど、今はもう少しでも血を流さないようにしないとね。他の人に知られるとまずい気がする。選別が終わったら胡蝶さんに聞いてみよう。血の匂いはよく分からないけど、絢蘭はまえから微かに桃の香りがしてるけど関係あるのかな?」


2人で頭をひねらせたけど、一先ず怪我をせず向かってくる鬼共は葬ることで、あと2日間を乗り切る事に決めたんだ。

翌日も相変わらず鬼の方から向かってくる奴は、切り捨てる。
そして重傷を負ってる受験者を救うというもう慣れた習慣になっていた。
なんとか最初の目標であった誰も死なせない事も無事達成できそう。
最終日に向けてむいといつもの休息場で休むことにした。








だが最終日にあんな鬼と戦うなんてこの時は思いもしなかった。

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