• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



だからむいが焦ってたんだ。
はぁ...。
ほんとに今日1日で自分実力の足りなさを痛感したなぁ。
むいに無理言って付き合ってもらっているのに、余計な心配どころか、悲惨な状況を自ら生み出す所だったとわ。
これから鬼殺隊としてたくさんの人や鬼共と戦うことになるのに、出来るだけ感情殺さないと。


無「大丈夫だよ。今日みたいのが初めてだったせいかもしれないし。絢蘭の”瞳”は視えるだけじゃなく聞こえたり感じ取っちゃうだろ?一気に人数が増えて混乱しているだけかもしれない。僕が近くにいるから今回見たいなことになっても今みたいに対応できるし、てか絢蘭ならすぐ慣れるよ。」


むいありがとう。
むいがいなかったら大変な事になっていたよ。

でも普段初対面の人には感情出さないって聞いてたんだけど。
ほとんど恐怖心から警戒のせいだってねぇねが言ってたけど、むい曰く、鬼や呪霊の前では人格が変わったと思うほど精神年齢が成長しているらしいし。
自分では全く意識してないから自覚もないんだよね。
ちょっとしゃべり方違うかな?くらいで。
とにかく今後の課題は感情を左右されない練習だ。
あと6日間あるからその間に練習しよっと。


 『むいありがとう。本当に。頑張ってこの選別中に感情を人と顔に左右されない様頑張るよ。なれるまでむいに今日みたいに、迷惑かけちゃうけど…。』


むいは気にしなくていいと頭を撫でてくれた。
その手の温もりに心まで温かくなった気がした。

それから2人で持ってきたあまねさんが作ってくれたおにぎりとかを食べ、早めに仲良く休んだ。



3日目をあと一刻半で終わり。
朝日が見え始めてもここは山の中だから、日が昇ったとしても登りきるまで気を緩められないんだよね。
みんなは。

2日目は初日みたいな問題?は特に起きず、むいと鬼を片っ端から片付けずつピンチな人を救ってて感じ。
もちろん才能ない人は選別をリタイアする様に言ったよ。
むいが容赦なくw。
今日も2日間同様に動いているんだけど、気になるんだよなぁ。
もちろん鬼と戦ったり殺されそうになってる人はいるんだけど、少ないんだよね。
鬼が少ない訳じゃないんだよ?
ていうか斬っても斬っても減らないし。
何故か私の方に集まってくるんだよね。
手間は減るけど何で?





翌日これで事件が起こるのはまだ知らなかった。
/ 440ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp