• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達


 
 『そもそもこの選別の意味わかっている?鬼を斬る事はもちろん、弱いとはいえ7日間山の中。忍耐力・精神力がちゃんとあるか。そして今みたいな時にちゃんと共闘できるか協調性。他にも様々なことが備わっているか試されている。まぁ全部を備わってる人はいないと思うけど。少ない者から鬼共に食われ、鬼は力をつけ残りの受験者の体力と精神力が削られていく。私たちが来てなかったら彼女が無能な君たちを必死に守りながらも殺されてたね。というか彼女がいなくても早々に…』


”死んでた。”

と言おうと思ったらむいに手を掴まれむいの後ろに隠された。


無「ねぇ君たちさ。彼女も含め助けてもらったのに2人に対してお礼も言えないの。さっきから自分の不甲斐なさを棚に上げてさ。君たちが死のうが生きようがどうでもいいんだけど。絢蘭に負担掛けないでくれる?君たち鬼殺隊に向いてないし、次鬼にあっても切れないでしょ。日が明けたら脱落しなよ。次は助けないし、もし鬼殺隊にいても役に立たず早々にしぬだろうしね。」


私が言おうとしたことを代弁してくれた。
だけどむいの空気が苛つきの中に焦りが感じ取れる。
一体どうしたんだろう?
むいに引っ張られる形で場所を移動した。


無「ここまでくれば大丈夫かぁ。ここなら寝るのにもちょうどいいし。ごめん絢蘭。手首強く握りすぎて少し痕になっちゃってるな。」

 『ううん。これくらい何ともないよ!気にしないで。それよりさっきどうしたの?私の代わりに話終わらせてくれたんだよね?ありがとう。でもなんかすごく焦っているのが感じ取れたんだけど…。』

無「よかった。でもやっぱり絢蘭気づいてなかったんだな。まぁあれだけ怒ってたら気づかなかったのかもしれない。絢蘭の呪力が少しずつ漏れてたんだ。あのままあそこにいたら、鬼だけじゃなくて呪霊の相手もする羽目になってたよ。というかお館様に術式の使用禁止されているから呪霊が集まる前でよかった。」

 『うそ‼全然気づかなかった…。てかそんなに怒ってた?ちょっと苛ついてたけど、普段通りだったはず。でも確かに呪力のコントロールが出来てなかったことないのに。むいが気づいたという事は自分が知らないうちに怒りで呪力がで始めちゃんだよね?きっと。はぁ...。ほんとに感情のコントロール完璧出来るようにしなきゃ。』

/ 441ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp