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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



はぁ?
稀血がなんてどうでもいい。
どいつが誰を旨そうだって?
鬼ごときが僕の大切な妹の匂いを嗅ぐとか許せないんだけど。
しかも底辺の雑魚ごときが一瞬でも絢蘭を食べようとしたなんて許せない。
僕が先に5体全部切り刻んでやりたがった。
まぁこの会場のなかで一番強い絢蘭にかすり傷すらつけられないけどね。


無「ほんとに大丈夫?鬼共に何もされていない?絢蘭はただでさえ可愛いんだし糞鬼共だって狙ってくるはずだよ。そこに加え匂いまで鬼共が好きだなんて許せないんだけど。ちょっと近くの鬼殲滅してくる。」


ひょっとしたらこんなにイラつくのは初めてかもしれない。
まぁ覚えてないけど。
今後このイラつきや怒りは忘れない。
怒りを抑えられず駈け出そうとしたら絢蘭に止められてしまった。


 『待って!怒ってくれてありがとうむい。でも初日暴走したらいくらむいでも疲れが溜まっちゃうよ?それに鬼に気味わるいこと言われた程度で動揺した私が悪いの。まともに取り合わない様有益な情報だけを記憶する様に練習しなきゃ。この”瞳”ほとんど望めば見えるし聞こえるけど、力の制御が難しいんだよね。悟に聞いても六眼の対策程度だし。今はまだ範囲がそんな広くないけど、今回みたいに大人数だと頭の中パ二くりそうだったよ。って今は瞳より私の匂いの方が何だって事が重要だよね。そんなにいい匂いする?臭いよりはいいけど鬼にすかれたくはないなぁ。稀血?っていうのに関係あるのかなぁ?』


鬼狩りや呪術師モードの絢蘭はほんとに普段と違いすぎる。
普段はあんなに幼くて可愛らしいのに、今は美しくて綺麗で頭の回転が速い。

絢蘭の十二眼の能力は僕にはどうやっても協力するのは無理だから、癪だけど五条さんに任せるしかない。
だけど鬼狩りに関係ならどんな事だって協力する。

でも絢蘭はいつも通りいい匂いだし、匂いについて胡蝶さんは何も言ってなかった…と思う。
彼女自身も忘れてる様子ではないし。
なんだっけ?稀血?それが関係しているかもしれないって、絢蘭は考えているだよね。
稀血について不死川さんにきいた様な気がするけど…ダメだ思い出せない。
たしかそこの怪我している人が稀血が原因で集中的に狙われたんだっけ?
じゃあこの人に聞けば早いじゃん。




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