万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第17章 9. 同じ志持つ者達
絢蘭サイド
お父さんにみおくれられながらむいと”藤襲山”についた。
まさか”日輪刀”がひつようなんて知らなかったっていうかだれにもきいてない!…と思う。
たいせつなことはおぼえていようと思ってても気づいたらわすれてるし、わすれている事にもわすれている事ばっかり。
ねぇねたちにも行く事言うのわすれてたみたいだし。
そういえば周りにたくさんさいているお花のにおいねぇねとみているなぁ。
オニにはどくなお花なんだろうな。
集合ばしょに行くとむいとおなじぐらいの子たちが、30人ぐらいいた。
みんなそれなりにがんばってきたみたいだけど、オニのちからにもよるけど生きられるのは3人ぐらいかな。
まいかいごうかくしゃが少ないってお父さんも言ってたのはまだじつりょくぶそくの子が多いからなんだね。
きさつたいに入れば明日生きているなんてだれもわかんないってさねみ兄がいってた。
だけど、入る前の子たちがいくらしけんと言っても死んでいいわけない!
なら私がみんなまもってオニもたおす。
オニにころされかけた子やにげだした子は生かしてもきさつたいには入れない。
ねぇねたちのじゃまにしかならないし。
あとお父さんからの言いつけもまもらなくちゃ!
『じゅつしきはつかっちゃいけない。オニはにちりんとうで”花の呼吸”だけをつかってかくじつにくびを切り落とす。…他の人のちりょうはしちゃいけないから、ケガをする人を出すまえにオニをさがしだす。』
わすれないように何回もふくしょうした。
むいに声をかけれられるまで自分のせかいに入っていたみたいで、いつのまにか時間にになったみたい。
むいに手を引いてもらった。
みんながたくさんあつまっている所に行くときりやくんたちが前にたっていて思わず手をふっちゃった。
でも2人が説明を始めると空気がガラッとかわった。
階級制度の話や、鬼が嫌う藤の花や太陽について。
そしてその藤の先に生け捕りにされた鬼がいて7日間斬り続けること。
みんなからこっちが嫌になるほど緊張が伝わってくる。
こういう時この瞳はほんと厄介だよ。
見えなくていいモノまで見えちゃうし。
普段はねぇね達や悟達みたいに鍛えられた人の近くにいるから変に余計な感情をみなくてすむんだけど。
悟にコツ聞いとけばよっかた。
まぁこれも一つの訓練として頑張らきゃ。