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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



実「違ェ!違ぇんだ!俺が悪かったから泣き止んでくれ。絢蘭がすげぇもん見せてくれたから驚いただけなんだ。同じ系統の呼吸なら出せる奴もいるが、全く異なる呼吸をあんなに正確に出せる奴初めて見たから驚いちまったんだ。お前のやった事は悪いことじゃねぇし、何ならこれからバンバン使っていいと俺は思う。ただ剣士にもなってない奴がやっちまったから、今後の事相談しねぇとって考えてた時思わずため息出ちまったんだ。すまねぇ。俺考える事苦手なんだよ。それにこんな可愛いくて強ェお前の事嫌いになる訳ねぇし、鬼殺隊としても絢蘭は必要だ。それに忘れちまったかもしれねェけどもう1人にしねぇしお前らのことは俺が必ず守るって。今もう一度約束する。だからそんな悲しい泣き顔じゃなくていつもの光のような笑顔見せてくれねぇか?なぁ?」


こんな必死に目の前の少女をあやす様子は、仲の良い小芭内ですら衝撃だったようで目を見開いていたが、実弥の助けに絢蘭の元へ近づいた。


小「不死川の言う通りだ。一通りお前の技を見ていたが実に見事な者だった。花の呼吸は俺が使う蛇の呼吸と同じく水の呼吸の派生だ。そして風の呼吸は水の呼吸との相性が悪いと言われている。流れるような動きを求められる水・花・蛇に対して風は一撃一撃にすごい威力と瞬発さが求められる。その呼吸両方を綺麗に出せていた。花の呼吸は既に完成されていると言ってもいい。風の呼吸も不死川には及ばないがそこらの隊士より威力も出ていた。それ故不死川同様俺達も驚いていたのだ。全く異なる呼吸をここまで正確に見ただけで出せるとは異例だがすごいことだ。ここにいる誰も誉めはせど叱ることなどない。だから安心していい。」


蜜璃は絢蘭に抱きつき背中を摩りながら、小芭内の話に相槌を打って笑顔をみせ安心させていた。


 『…ほんと?きらいになっていない?…まだここにいてもいいの?』

実「ああ。嫌ってねぇし。むしろ柱の連中はお前らのこと気に入ってる。ずっとここにいていいに決まってんだろ?もし追い出してみろ。胡蝶の雷が落ちるのが目に見える。可愛い妹だと思ってんだからな。」


実弥の言葉に2人は笑顔で頷きその様子を見て、安心して様に泣きじゃくり疲れて眠ってしまった。
無一郎は心配そうに絢蘭の隣に寄り添ってたが、寝顔を見て安心し稽古に戻った。
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