• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



自身が鍛えた無一郎を褒められ純粋に嬉しい。
そのまま軽く剣を振る様簡単に壱の型を繰り出す実弥。

実弥自身は2割も力を出していないが、もの凄い風圧と砂埃が、絢蘭達にも襲い思わず咳込んだ。
蜜離に被った砂埃を祓ってもらいながら、思わず実弥を睨んだ絢蘭。
やべっと思ったが、時すでに遅し。
絢蘭に必死に謝り、無一郎へ次を促す。

心配そうに絢蘭を見つめていたが、稽古中と頭を切り替えて無一郎も、もう一度壱の型を繰り出した。
だが実弥の様な強い風圧や砂埃はたたない。

2人の型を見て早速自分なり結論を出した小芭内。
絢蘭や蜜離の方に一瞬顔をやり、蜜離の笑顔の頷きから大丈夫だと察した小芭内は考えを話し始める。


小「やはりな。不死川は型の動きを正確かつ飛躍力をあげて、威力も素早さを出している。風というより竜巻のような荒々しさが方に出ている。普通はここまでではないと思うが、不死川ならではなのだろう。風の呼吸は炎の呼吸と並ぶ威力の高さがある。時透も型は正確だ。ただ動きの力強さの中に繊細さが見一つ一つの動きを滑らかにつないでいる様だ。まだ幼い体だからできる柔軟さ要因だとおもう。だから風の呼吸より威力は落ちるが、範囲の広さは上回っている。抉るような風というより、全体を覆う風のようだな。お前が言った通り恐らく風の呼吸の派生の可能性があるな。俺が使う蛇の呼吸とも相性が良さそうだし、蛇の呼吸を躱せる様になれば体の動きがもっと良くなるだろう。なにせ蛇の呼吸は最も正確な太刀筋が必要、予測不能の動きが特徴の呼吸だからな。」


長い若干ネチっとした解説を言い終わる。


実「だろ?こいつは真面目だし努力家だァ。何よりこいつには剣の才能がある。たしかにお前にも指導してもらえれば、こいつの幅も広がるな。早速で悪ぃがこいつの相手を…」


小芭内に無一郎との手合わせを頼もうとした時、絢蘭が実弥の元に走ってきた。


 
/ 444ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp