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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



2人に絢蘭達が覚えていない事と、絢蘭が警戒と不安が強い事、そして次回以降事前に知らせて欲しい事を実弥は伝えに行ったのだ。覚えていない事に小芭内達は少しショックを受けたが、しのぶから事前に説明されていたので、すぐに平常心を取り戻した。

そしていつも通りに絢蘭達の元へ向かった。


蜜「こんにちは!絢蘭ちゃんに無一郎君。甘露寺蜜離です。2人とも今日もとても可愛いわ!今日は2人と沢山お話したり、私の大好きな桜餅を一緒に食べて仲良くなりたいなと思ってるの!いいかなぁ?」

小「伊黒だ。2人とも元気にしていたか?稽古のしすぎで怪我などしていないか?今日は2人稽古を見に来た。俺は柔軟性や視野を広く保つ集中力が必要な蛇の呼吸を使っている。2人の様子をみて俺からもなにか教えられればと思っている。」


実弥と無一郎の手を握り、実弥の後ろに隠れながらも自分達に優しい言葉を掛けてくれる2人の瞳をじっと見ていた。

一方実弥は、小芭内の普段との変わりように驚いていた。
実弥や蜜離達に対しては普通に話してくれるが、嫌っている者や初対面で素性が分からない者にはきつめの言葉使いになる。
面会の日も驚いたが、絢蘭のペースに引っ張られたものだと思っていた。
だが今日は自ら絢蘭達を心配する様子を見せた。
ありえないといってもいい。
小芭内の心の棘まで取ってしまったのか。


無「…どうも。」

 『……こんにちは?…。』


無一郎が関心なさそうに挨拶すると、その後に絢蘭がオドオドしながら続いた。


 『…たしかにお兄さんとおねえさんに会ってるみたいだね。それに心からいい人みたい。ごめんなさい。ぜんぜんおぼえていなくて。』

蜜「いいのよ!気にしなくていいわ。これから覚えてもらえるように出来るだけ会いに来るわ。だから少しずつ仲良くなっていきましょ?」


2人の瞳から過去を覗いたのだろう。
申し訳なさでなきそうになる絢蘭だが、すぐ否定してくれ、小芭内も隣で優しいひょうじょうで頷いていた。
覗いた記憶に自分たちと楽しそうに話している様子があった。

だからこの2人は信用していいと本能がいっている。





















自分自身が一番信用できるのだから。




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