• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達


Noサイド

初めての柱との顔合わせは無事に?終わり、それぞれがしのぶから提案を了承しその日は解散となった。

ちなみに絢蘭達が帰った後、実弥は天元に絡まれしのぶから説教を受けたのはまたの話。


数日後。
実弥と無一郎が稽古している時、さっそく小芭内と蜜離が屋敷の庭まで顔を出した。
ちなみに絢蘭は少し離れた岩の上で楽しそうに2人の稽古をみていた。
だが、訪問客に一早く気づき実弥と無一郎の元へ向かった。
実弥達はさっきまで笑顔だった絢蘭の様子がおかしい事に気づき、稽古を中断。
絢蘭はそのままの勢いで無一郎に抱き着いた。


無「どうしたの?大丈夫だよ。僕はここにいるから。何か嫌な事あった?不死川さんに何かされた?」


”おい!”といい出しそうになった実弥だが、絢蘭が最も信頼しているのは無一郎だ。
普段笑顔で実弥達にも甘えてくれる。
だが、不安や恐怖の表情はほとんど無一郎の前で見せている。
しのぶにはたまに見せてる様だが、必ず無一郎も傍にいる時だけだ。
実弥達が異変に気付いても本人は作った笑顔で何もないと言う。
しのぶ・実弥・義勇にはだいぶ心を許しているし信用していい人物だと絢蘭は認識している。
だが、記憶がなく心の成長が止まっていても、過去に絢蘭達が人から受けた傷はどこかで覚えているようだ。
だから実弥達をまだ完全に信頼する事を本能的に出来ないのだろう。

実弥は絢蘭の今の状態理解している。
だから悔しくもあるが、無一郎に任せるしかない。
恐怖心は少ないようだが、緊張と警戒からくる不安で今にも泣きそうな顔をしている。


 『むい!だれかここに来るよ。知らない人が2人も!ここには知らない人来ないんじゃないの?どうしよう…。うぅ…。』

無「大丈夫だよ。何かあっても僕が守るから。絢蘭が知らないって事は僕も知らないはず。だけどここに来るって事は不死川さんの知り合いじゃないかな?」


絢蘭を抱きしめ背中を摩りながら視線を実弥に向けた。


/ 444ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp