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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



実「絢蘭はようやく気を許せる奴には甘えられるようになってきたんだ。今まで反動でよく抱き付いて来たりすんだよ。今はこういう時間が必要らしいからおめぇらに会わせたんだからなァ。茶化すんじゃねぇぞ。」


空気が一瞬ピリ付いた。

いくら柱だっつても、絢蘭達にちょっとでも不審な言動をしねぇ様に釘を刺しとく。
こいつらの記憶にどんな影響を与えるか分かんねからなァ。

俺があの時ちゃんと保護出来てればここまでこいつらが背負うことがなかった。
あの日から見つかるまでの時間の分、俺に出来る事は何でもこれからもしていく。
それを邪魔する奴は誰であろうと許さねぇがなァ。

当の本人はこの空気でもニコニコと俺に抱き着いてっからなんか閉まんねぇけどよ。


し「そうですよ。今日は皆さんとこの子達顔合わせ。皆さんにも心を開いてもらうため始まりの日何ですから、この子達にどんなに些細でも今は気を付けてください。不死川さんをいじるなら絢蘭ちゃん達がいない時にして下さい。」

実「おい!」

し「さてと。先程不死川さんが仰った通り、私と冨岡さんも別でお館様からの命でこの子達を保護に行きました。この子達は酷い怪我と衰弱状態だったとだけはお伝え出来ます。今はお館様の屋敷で暮らしています。2人とも回復した様に思われると思いますが、記憶がなく基本的にはその日の出来事も忘れてしまう現状です。私は看病で長い時間会っていましたので、比較的に早く覚えてもらえましたが、不死川さんのように1週間かかる場合もありますので。」

おいおィ。
一斉に憐みの目線を向けんじゃねぇよおめぇらァ。
まぁ事実あん時は一生覚えてもらえねぇかと思ったがな。


し「ですので無理に接触せずにまずは普通に話せるように訓練しながら、いずれは手合わせもお願いします。詳しくはお館様から許可が出てからお話しますが、この子達には剣の才能があります。特に絢蘭ちゃんはすでに乙程度。この子達は記憶がないのでどんどん教えた事を吸収していきます。そして呼吸や型は忘れる事は無いようです。自ら望んで鬼殺隊に入りたいと言いましたから、強い意志は覚えていられるのでしょう。」


絢蘭だけじゃねェ。
無一郎も俺が教えたことをすぐ自分のものにする。
一般隊士が1日で逃げ出すしごきにもたえてるしなァ。

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