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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



実「おいおい。俺より短い時間で覚えんじゃねぞォ。問題は声がでかい奴と派手な筋肉野郎かァ。まぁ煉獄は声がバカでけぇだけで、真面目で面倒見のいい奴だ。実力も確かだし頼っても大丈夫だ。宇随もふざけた事言ったりしてるが、根は冷静で状況把握が上手い奴だ。それに無駄に色んな事知ってから、気が許せるようになったら色んな事聞いてやれ。」

 『あの二人はこえとか体が大きくてこわかった。でも鬼殺隊になるためもなれなきゃいけないんだよね?いんしょうがこかったからもしかしたら早くおぼえらるかもしれないね。』

実「そうだなァ。無理せずゆっくり覚えてけばいい。それより疲れてねぇかァ?一気に5人も知らねぇ奴らと挨拶したんだ。今まで1人ずつだったからなァ。」

 『うん。つかれたよぉ。いっぱいきんちょうしたし、こんなに人にあったのたぶんはじめてだよね?おぼえてないけど、たくさんお話きいたからあたまの中いっぱいいっぱい。』


疲れたと言いながら俺に体重をかけてくる。
優しく抱き留め背中を撫でてやる。

いくら悪い奴らじゃなくとも、知らねぇやつらに注目されるだけで気づかれする。
胡蝶も今後の為とはいえ、思いっ切った事したなァ。
甘やかすだけじゃなくしっかり絢蘭達が抱える傷を克服させようとしている。
当人達は当時の惨劇を一切覚えてねぇが、恐怖心や人間への不信感だけは残っちまってるからなァ。
だとしても俺には甘やすことしか出来ねェ。

ふと無一郎の方へ目線を向けた。
胡蝶の近くにはいるが、胡蝶が他の柱と話しているのも気にせず、空を見上げていた。
視線に気づいたんだか、俺を一瞬見てすぐに絢蘭へ向けた。
絢蘭も気づいたようで、笑顔で無一郎へ手を振ると優しい顔で手を振り返していた。

無一郎は俺達には表情を出さねェ。
絢蘭にだけ本来の姿を見せている。
この兄妹はお互いを一番信頼し合ってるからなァ。
まぁ俺達にもここまで懐いて懐いてくれたもんだ。
今度は他の柱達とも普通に話せるぐらいなってもらわねぇと。
それから徐々に話せる人間を増やしていけりゃいィ。

これからの考えていたら絢蘭が突然、俺の腕を思いっきり掴んできた。

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