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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



実「悪かったからそう怒るなって。俺だってすぐ絢蘭の近くに行きたかったんだが、あいつ等がお前らに興味持っちまって近寄れねぇ状態だったんだよォ。確かに初めて見たらお前なら余計に怖いと感じたかもなァ。俺ら以外の柱は見た目から個性的な奴ばっかだからな。だけどよぉ、実際は違ったろ?絢蘭なら分かるはずだ。ここにいる奴らは胡蝶も言った通り悪い奴はいねぇ。若干訳わからねぇバカはいるかもしれねぇが、お前達を馬鹿にする奴はいねぇから安心しろ。もし何か言われたりされたら真っ先に俺に言えよ。絢蘭の代わりに倍返ししてやるからな。」

『…わかった。今日はゆるしてあげる。さいしょはきんちょうしたし知らない人たちばっかふあんだったよ。でもね、さねみ兄やねぇねが言ったとおりわるい人はいなかった。みつりお姉ちゃんはすごく明るくて元気でかわいいお姉ちゃんだった。いぐろお兄ちゃんとぎょうめいっていうおじちゃんは、辛くてかなしい思いをしたのに、今はたくさんの人を助けていてすごいと思ったよ。…のこりの人も強いしわるい人ではないってことは…わかったよ?』


すねた顔からすぐに笑顔にかわり、俺も見ていたさっきの柱達との自己紹介の感想を一生懸命身振り手振りを加えながら教えてくれた。
その一生懸命さがやっぱ愛らしい。

感じた通り絢蘭は”瞳”の力使った様だ。
柱すら知らない事を見たようだ。
こいつ自身が辛い思いをしないか心配だが、柱達と親睦深めるには正直力を使うのが一番だ。
人一倍警戒心が高い兄妹だし、絢蘭は絢蘭自身にない人の感情に敏感だ。
だから、過去をを見てそいつ自身本質を見る事で警戒心を解けばいい。
絢蘭が警戒心を解き始めれば、無一郎も同じようになるはずだ。

…ただあの柱最強の悲鳴嶼さんを”ぎょうめいっていうおじちゃん”というこいつは違う意味で大物だ。

実「そうか。頑張ったなァ。確かに甘露寺はいつもあんな様だし、伊黒もいい奴だし、俺も信頼している。悲鳴嶼さんは俺が尊敬する人だ。人柄もいいし、何より柱の中で一番強く、長く岩柱を務めている実力があるからなァ。この3人とは何とかなりそうだなァ。」

 『…うん。がんばる。まずはおぼえられるようにならなきゃね。あの3人の事ならさねみ兄と同じぐらいでおぼえられるかなぁ?』





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