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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



し「…ゴホン。頭のおかしい宇随さんの話した事は、忘れていいですよ。煉獄さんは声量がおかしい時がありますが、本人はとてもまじめで紳士な方です。少し脳筋…いやまじめすぎる所はありますが、優しい方なので2人とも普段から頼ってあげてくださいね。」

杏「うむ!何でも聞くといい。」

天「おい!胡蝶誰が頭がおかしいって?お前らはお館様も認められているッつう事は見込みがあるってこった。俺は元忍びだから隠密と情報量は柱一だ。どんなにわかんねぇ事でも俺様にかかれば楽勝だ。それと元忍びであり音の呼吸使い手だから足の速さも随一だ。呼吸の素早さを上げたければ俺様に聞けばいい。」

し「宇随さんも普段ふざけた格好して訳の分からない事を言う時もありますが、今彼が言った事は事実なのでその辺は頼っていいよ思います。不死川さんと同じぐらい口は悪いですが、任務を誰よりも早く熟しますから。ですから見た目が気になると思いますが、この方とも仲良くしてあげて下さい。」


筋肉で無駄にでけぇのに派手な見た目してるから、ただでさえ他の柱達により警戒してたみたいだが、今の話を聞いて少しは薄れた様だァ。
つうか俺をあんな派手な筋肉バカ一緒にすんじゃねぇ。


 『……うん。よろしく…お願いします…。…あっ!さねみ兄いた‼』


オドオドしながら煉獄達に頭下げるとキョロキョロし始めた。
なんか不安な事でもあったかと心配したが、俺を見つけ目が合うと可愛らしい笑顔でこっちに向かって来た。

普段なら俺が近くに寄らずともすぐ見つけちまうが、今日は初対面の奴らばかりだ。
緊張と不安で能力を使えなかったんだろう。
まぁ本人は使っている自覚はねぇがな。


 『もう!さねみ兄いたなら何で近くきてくれなかったの?ぎゆう兄もいつもみたいとおくにいるし、知らない人ばっかでこわかったんだよ。ねぇねとむいがいなかったら思いっきりにげてたかも。』


俺に思いっきり抱き着いたかと思えば、涙を薄っすら浮かべ頬を膨らましながら怒り始めた。
どうやら俺が近くにいなくて寂しかったみてぇだァ。
こんな姿も可愛いと思っちまうんだから俺自身も相当重症だ。

逃げずによく頑張ったと頭を撫でてやった。

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