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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



 『ねぇね?いぐろお兄ちゃんとぎょうめいおじちゃんの…そのー…おケガ?今治してもいい?』

小行「「!?」」

し「絢蘭ちゃん。ありがとうございます。ですが今日いきなり処置してしまったら皆さん驚いてしまいますので、またの機会にしましょうか。」

行「今は絢蘭の気持ちだけもらっておこう。私たちの心配をしてくれたのだな。だがこの目になっても私には人の心が見えるのだ。君の心はとても澄んでいて他人を思いやれる優しい人間だと表している。君にはそのまま育って欲しい。」

小「そうだな。俺もこの傷の事は気にしていないが、お前が治したいと思ってくれるだけで気持ちだけで充分だ。」


2人から見た事ない愛おしそうな表情で、それぞれが絢蘭の頭を撫でていた。


 『うーん…わかった!ねぇねの言うとおりにする…』


撫でられたことにビックとしてたが、2人は大分慣れたようでひとまず安心だ。
だが治療に関しては完全には納得してねぇみたいだが、1番信頼している胡蝶の言うこと聞くようにしたみたいだァ。
さて問題は残りの2人だが…。


杏「さてそろそろ俺の自己紹介をしても良いだろうか?」


あーあ。
突然の馬鹿デケェ声にビビって、胡蝶の後ろに完全に隠れしまったじゃねぇかァ!
ここまでの絢蘭とあいつらの努力を無駄にしちまって。
ったく。


し「煉獄さん声量を落として下さい。近距離でその声量出されては誰でも驚きます。先にも言った通り、彼女達は警戒心が強いのですから気を付けて下さい。」

杏「!?。うむ。これは申し訳ない。驚かせてしまった様だな。改めて俺は煉獄杏寿郎と言う。今は炎柱の任についていて、炎の呼吸の使い手だ。俺にも弟がいるから兄の様にたよっていいぞ。それと我が家は代々炎柱を務めている。これから共に強くなろう!」


煉獄が眩しい笑顔で絢蘭達に握手を求めた瞬間、うぜぇのが入りこんできた。


天「おっとようやく俺様の出番か。地味に待ったぜ。俺様は宇随天元様だ。音柱で音の呼吸を派手に使ってるぜ。ちなみに音の呼吸は雷の呼吸の派生だが、派手さは全呼吸の中で一番だ。そして俺は祭りの神だ。派手に奉り上げろ。」


……。


あのバカは毎回こんな自己紹介してんのか?
あいつ等が怯えを超えて初めて困惑してんぞォ。
どうすんだよ。


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