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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達


義勇サイド

今日は絢蘭達と柱達の顔合わせが行われる。
正直人見知りが激しい絢蘭が心配だが、お館様からの指令という事で行われる事になった。
どうやら提案は胡蝶と不死川だったようだ。
いつもの様にあいつ等の稽古の様子を見に来た時、胡蝶に言われた気がする。

それにしても、保護してから本当に元気なってよかった。
記憶は戻る気配は無い様だが、笑顔で俺の様な者の所に来てくれるのは照れ臭いが、嬉しいものだ。
最近では呼吸の稽古している。
俺も一度胡蝶に頼まれ、絢蘭の手合わせした事がある。

しかしまだ幼い女子相手、さらにあんな目にあった絢蘭相手にどうすればいいのか分からず、結局技を流す事しかできなかった。
胡蝶からは何故か怒られたのだが…。
それから俺は絢蘭や無一郎の様子を見守る事にした。

流石”万華鏡の姫君”の生まれ変わりと”始まりの呼吸の剣士”の子孫と言われるだけはある。
絢蘭はその日のうちに呼吸の型を全て完璧出せる様になっていた。
無一郎の方も呼吸の型を練習し始めて2日目には安定はしないが出せるようになっていた。

俺は柱ではない。
長年鬼殺隊の剣士をやっているが、ここまで成長が速い者は
初めてだ。
俺はそこまでになるのに狭霧山で”友”と厳しい修行をしていたというのに。
ふと昔を思い出した。
”あいつ”なら俺より上手く指導してやれただろう。

物思いに更けてていたら、いつの間にか柱達が全員集まっていた。
誰も俺に声をかけてくれなかった。




…………………。




俺は嫌われていない。







不死川が絢蘭達の説明を他の奴らに求めれている時
胡蝶があいつらを連れてやってきた。


し「あらあら、皆さんもうお揃いでしたか。」


胡蝶に連れられてきた絢蘭は胡蝶の後ろに隠れて警戒している様だ。
無一郎も少し警戒して絢蘭を庇うようにしているが、あいつは大丈夫だろう。

図体が大きい者が多い柱を見れば大体の奴は初見は怖がる。
まして絢蘭は人に慣れていない。
俺を初めてみた時はもの凄く警戒していたな。
今回の目的として、柱達が稽古つけるほかに絢蘭の人へ対する警戒心を少しでもとき、人と交流出来るよう練習が兼ねられている。
無事に終わることを祈る事にしよう。

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