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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達 戦うという事の意味



まだ不安な表情のままですが、せっかく決心してくれましたので早速向かう事にしましょう。


し「では、これからお館様のお屋敷のお庭に向かいましょう。そこならより落ち行けると思いますが、先程も言いましたが私達が傍に必ずにいますので安心してください。さぁ、絢蘭ちゃん無一郎くん行きましょう。」


私と無一郎くんで絢蘭ちゃんを挟む形でお屋敷まで向かい始めました。
しっかり手を繋いで。

本来はお館様のお屋敷の場所は柱しか知りません。
ですので、他の方に出くわす事はまずありませんし、あったとしても専属の隠しぐらいでしょう。
今日はその隠しの方達にもお庭への立ち入り制限してもらっています。
出来る限り絢蘭ちゃんが不安にならないために。

お庭に近づくといつもの賑やかな声が聞こえてきましたね。
あら?
その声にびっくりしちゃったのでしょうか?
絢蘭ちゃんの足どりが重くなりましたね。
まだ人影が見えてきた距離ですが、絢蘭ちゃんが私の手を強く握っています。


し「大丈夫ですよ。あそこにいるのが柱の方達ですが、元気が良すぎるのですよ。安心してください。私も無一郎君も必ず近くにいますから。頑張れそうですか?どうしても無理でしたら今日はここまでにしてもいいんですよ?」


流石は絢蘭ちゃんといった所でしょうか。
声が聞こえると言っても何を言ってるかは理解出来ないくらいの声量です。
ですが彼女の秘められた力では、きっと聞き取れているんでしょう。
お顔が強張ってしまっています。
出来ればここまで来たなら皆さんに会ってもらいたいのですが、まだ精神が不安定な彼女に無理は禁物です。


 『…だいじょうぶ。おこってる声が聞こえたきたけどさねみ兄の声もあったから。うん。だいじょうぶ。ちょっとこわいけどねぇねとむいの手があったかくてあんしんするから。ここまできたからがんばる。』

し「絢蘭ちゃんはとても頑張り屋さんです。では向かいましょうか。ですが少しでも何か感じましたらすぐに言って下さいね。何度も言いますがあなたの気持ちが一番ですから。」

 『うん。ありがとうねぇね。』


笑顔を見せてくれてよかったです。
お庭の声の方に向かうとどうやら不死川さんが質問攻めに会っている様です。


し「あらあら、皆さんもうお揃いでしたか。」
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