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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達 戦うという事の意味



無一郎君は大丈夫そうですね。
ただ単に忘れていた様です。
彼は絢蘭ちゃんに害する者には容赦しませんが。
問題は絢蘭ですね。
彼女は記憶障害に加え、極度の人見知りというより初めて会う方には男女関係なく強く警戒してしまします。
彼女より幼いきよ達警戒していたぐらいですから。
彼と同じ様に記憶がないだけならいいのですが、何かを察したのか瞳が不安に揺れて手を強く握ってしまっています。
柱の皆さんはいい意味で個性豊かすぎます。
今は少しでも安心させてあげないとこの後何が起こるか分かりませんし。


し「大丈夫ですよ絢蘭ちゃん。初めて会うの人達なので怖いし不安だと思います。ですが、私がずっと傍にいますよ。無一郎君もずっと一緒です。」


初めて会った時の様に視線合わせ、優しく絢蘭ちゃんの頬を撫で少しでも安心する様に。
無一郎君に顔を向けると首を縦に振ってくれました。


し「それにあちらには既に不死川さんと冨岡さんもいっらしゃいます。柱の皆さんが貴方に危害を加える事は絶対にありませんが、万が一何かあったとしたらお二方が必ず守って下さいます


本当は行きたくないと言っている様に、私の手を強く握り始めました。
どうしましょうか。
これから先鬼殺隊の隊士や、任務やらで様な人に会う事になります。
ですから、今から少しずつ人に慣れる練習が必要なのですが。
今彼女の気持ちを無理やり動かすのは危険です。
下手を打てば、より警戒心が強くなってしまうでしょう。


無「大丈夫だよ絢蘭。僕がずっと隣で手をつないでいるから。もし絢蘭に何かしようとしたら、僕が必ず守るからね。それに胡蝶さんが言ったように僕ら以外にも不死川さん達もいる。それとね僕、もっと強くなりたいんだ。今はまだ絢蘭より弱いし守れるとは言えないけど、色んな人に稽古をつけてもらうことで成長できると思うんだ。せめて絢蘭の隣に立っても恥ずかしくないくらいなりたい。だから僕は柱の人達に会ってみたい。一緒に行かない?」

 『むいはいつも私をたすけてくれるよ!だけどむいが強くなるなら私も強くなる。私だってむいをまもる!ちょっとこわいけど、ねぇねたちがいるんならがんばる。ふー。それに人になれるれんしゅうだもんね。』


無一郎君のおかげで会う決心がついたようです。
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