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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



相変わらず仲がいいこったァ。


実「よぉ伊黒。あァ。あいつらの事、初めて見つけた時の事思い出してた。詳しいことはまだ話せねぇが、今の状態になるまで半年ぐれぇかかったんだ。だからあんまぐいぐい行くんじゃねぇよ甘露寺。まぁ、おんなじ女ならそこまで警戒しねぇと思うが。」


俺の時は時間が掛かったんだよなァ。
と思った時、肩に重い腕が回された。


天「っつうことは、不死川。お前は警戒されまくったんだな。フハハハハハ。俺様なら一瞬で虜にしてやるよ。」

実「うっせぇんだよ宇随。くっ付くな。お前みたいな奴が一番警戒されるからな。つうかあん時の任務ですくうはずだったガキ達だぞ。」


宇随にだけに聞こえるよう小声で伝えた。
お前がもっと早くあの村に駆けつけてたら過去を替えられたかもしれねぇんだぞ。
まぁこいつを恨んだところで今更意味はねぇが。


天「マジ⁉1年以上前の大量に下弦の鬼や元十二鬼月が出た村の子供だったのか⁉」

実「ああ。そうだァ。俺たちが鬼に気を取られすぎて拉致された子供。お前ちったぁ反省したんか?」

天「俺様としてはかなり焦ったからな。元忍の俺様でもみつけられなかったんだぞ。だがみつかったとは耳に入っていたが、お館様が保護していたとはな。」


こいつも探してたんだな。
まぁ見つからなかったのも無理ない。
孤独な村だったし、絢蘭の能力で守られてたとはいえ村人ども絢蘭達を迫害してやがったしなァ。
思い出したら苛ついてきた。


行「不死川、殺気を抑えるのだ。きっとその子供たちの事を思ってだろうが、今はお前達に懐いているんだろ。今日始めて我々と会う。不安が大きいだろう。そこに殺気だったお前がいたら余計警戒してしまうだろう。」

実「悲鳴嶼さん。すみません。あいつらばっかなんであんな目に合わなきゃいけねぇんだと思うと…。詳しい事話せねぇのに。まだまだですね俺。」

行「気にしなくてよい。何があったか詳しくは分らんが、きっと不死川がそこまで気に掛けるからには、幼いながら相当の苦労してきたんだろう。だがお館様やお前に胡蝶、冨岡が面倒を見てきたのだろう。お前達の稽古について来られる様だ。元気にはなっているんだろ。何よりお前達を信頼しているはずだ。」


悲鳴嶼さんの言葉に心が鎮まる。


し「あらあら。もう皆さんお揃いでしたか。」


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