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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達


実弥サイド

今日から絢蘭達の稽古に他の柱が加わることになった。
胡蝶の話だとお館様は俺達の考えを分かっていた様で、快く快諾して下さった。
ただ、絢蘭の能力の事や、鬼舞辻に狙われている事。
さらに保護された経緯など細かいことは、最終選別後にお館様から話されるということだ。

ちなみにお館様から各柱へは

”君達にお願いがある。
ある事情で2人の兄妹を引き取り保護している。
しのぶを中心に実弥と義勇にも手伝ってもらっているんだ。
詳しくはまだ話せないが、この子達には剣の才能がある。
そして2人とも鬼殺隊に入ることを望んでいる。
実弥達に稽古をつけてもらっているが、他の子とも手合わせをした方がいいと実弥もしのぶも思っている。
呑み込みの早い二人だけど、色々抱えているものがあってね。
その解決のためにも是非力になって欲しい。
明日私は顔を出せないが、屋敷の庭に集まって欲しい。
ただその子達特に”絢蘭”という女の子は警戒心が強いから気を付けてくれ。 
それでは頼む”

という簡単な説明がされた文が届いている。
俺達も適当に濁しあいつ等の警戒心を上手く説かなきゃ話に何ねぇからな。
胡蝶があいつ等を連れてくるまでどうすっかなァ。
色々と試行錯誤していたら、バカでけぇ声が聞こえてきた。


杏「不死川!冨岡!久しいな。息災だったか!」

実「おォ。久しぶりだなぁ。っつうか相変わらず声でけぇな。」

義「…あぁ。」

杏「ハッハッハ。元気そうで何よりだ。皆が揃うのも前回の柱合会議以来だな。」


そうか。
あれから1年半以上経っちまうのか。
お館様の指令で向かった村で起きた惨劇。
俺があの時目を離さなければ…。
俺がもっと早く鬼どもを消していれば…。
あの時の後悔はこいつらを守るという強い意志に変えている。
二度とこいつらを危ない目には合わせないと。


小「不死川。お前がそんな顔をしているなんて珍しい。お館様の仰っていた兄妹の事を考えていたのか。察するに色々と訳ありのようだが。お前が稽古つけているのだろう?」

蜜「確か妹ちゃん、絢蘭ちゃんだったかしら?人見知りらしいけど、しのぶちゃんが面倒みているのよね?きっととっても可愛い女の子よね。きゃー!会うのが楽しみだわ。」


いつの間にか伊黒と甘露寺も来ていた。


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