万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第16章 8.守るために…
実「ハハハ。いい度胸じょねぇかァ。俺が稽古つけるからには、そこらの隊士より使えるようにしてやる。忘れちまう事は気にするうな。俺だって忘れる事はあるしなァ。明日から今日より厳しくなるから覚悟しとけェ。」
無「はい!」
『むい!さねみ兄!』
し「無一郎君こんにちは。絢蘭ちゃんが貴方の様子が気になる様でしたの連れて来ちゃいました。少しだけ稽古も見学させていただきました。お疲れさまでした。よく頑張りましたね。」
やべェ...。
胡蝶にみられてたこと夢中になりすぎて気づかなかった。
それにあいつ気配消すのが無駄に旨いんだよなァ。
つうか俺を見る目が笑っていない。
完全にキレてる...。
し「絢蘭ちゃん。私は不死川さんと少しお話がありますので少し待っていてもらっていてもいいいですか?そうだ無一郎君の手拭いを水で冷やし直してあげて下さい。無一郎君は縁側で休んでいて下さいね。」
『うん。分かった!むい待っててね。行ってきます!』
し「さてと不死川さんどういう事か説明をお願いできますか?」
子供らを遠ざけたってことは完全に説教が始まるな。
笑顔のはずなのに目が怒りをあらわにしてるし、黒い影が胡蝶の後ろから見えるぜェ。
こいつの説教は長ぇし痛いとこバシバシ突いてくんだよなァ。
実「な…何がだ。」
し「私に隠せると思いですか?無一郎君の体調は彼より分かるんですよ?まだ病み上がりだという事は不死川さんもご存じですよね?いくら彼が望んだしても限度があります。先程拝見していましたが、明らかに度が過ぎています。あなたも楽しそうに。もし体調が悪化してまた入院にでもなったらどうするんですか。そんな事になったら彼は彼自身を責める事でしょう。何度止めに入ろうかと。しかし無一朗君の瞳にも僅かに光っていた事、そして絢蘭ちゃんが止めるのを我慢していたので、私も今回は黙って見ていました…が。柱は教える者に対してしっかり見極めギリギリの所を伸ばすように訓練します。本来は。なのにあなたは...。いつもならすぐ追い出しているのに無一郎君がいくら才能があるとしてもやりすぎです。あの子も限界というのが分からないのです。あなたがしっかり見ていな倒れてしまいますよ。そうなったっら誰が一番悲しむと思うか分かりますよね?彼女はこれ以上悲しませてはいけません。」