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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第16章 8.守るために…



 『えっとねぇ。さとるからもらったの!あとスマホも!いつでもれんらくとれるようにってくれたんだ。」


しのぶはこの世界ではまだまだ先に生まれるであろう、スマホとイヤフォンに最初は怪しげに思っていた。
だが絢蘭に説明と体験をさせてもらい、便利なものだとすぐに理解した。

ちなみにしのぶにスマホでのメールの説明の際、実際やった方が速いとさとるに送られた。
さとるは絢蘭からの初メールにテンションが爆上がりしたが内容を見た瞬間魂が抜けたように崩れ落ちた。


<テスト ちゃんととどいた?>

崩れ落ちながらちゃんと返信は忘れない悟であった。

〈要件それだけぇ?でも絢蘭ちゃんか初メッセめっちゃうれしい☆彡大好きだよ♡〉

そしてまず2対1の鬼ごっこ訓練が始まろうとしている。
鬼はアオイとカナヲ。
それに対し、絢蘭は目隠しをして耳にはイヤフォンから爆音が流れている状態からスタートする。
ちなみに目隠しをしているので、人物は見えない。
その対象の人物の様々な感情や、彷徨っている小物の呪霊が目隠ししていても見得ていまうのだ。
というより、普段は見得すぎていて脳が異常に疲れるが、絢蘭は無意識で自分の脳と目に反転術式をかけているのだ。
つまり今回の訓練では、僅かに変わる感情の変化や負の感情を彼女達と判断しながら逃げ切らなければならない。
絢蘭ならば2人までは余裕だろうが、最後1分は蟲柱胡蝶しのぶが鬼側に加わる。
しのぶは柱の中でも素早さや瞬発力が上位にいる。
しのぶ自身も、どの程度の力でくるか分からない。

いよいよ始まった。
最初の1分はやはり絢蘭が大いに優勢に出た。
2人が同時に攻めてきても、バラバラに彼女の前後に攻めてきても本当に見えてるかの様にかわしている。
もちろん絢蘭は止まっているわけではない。
全集中常中でにこやかに鍛錬場を全速力で走っているの。
まず2人は彼女に追いつくことに苦労したのだ。
2人の体力が限界に近づいた時、いよいよしのぶの参戦だ。


し「まぁ!この二人が限界をだしても、掠りもしませんか。流石と言っておくのが正解なのでしょう。私も手を抜いている場合じゃありませんね。」

 『いよいよねぇねが入ってくるの?ねぇねほんとにはやいからなぁ。ゆだんしない様にしなきゃ!」


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