万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第16章 8.守るために…
ここまで本人が本当に望んでいる以上、柱として無下には出来ェ。
実「話はわかった。お前を俺の継子とはいかねぇが、弟子にする事は可能だァ。ただ向こうでどの程度稽古してきたかは知らねぇが、その十倍以上は厳しいのは当たり前だと思え。
お前の記憶の事は考慮してやるが、1回でも泣き言吐いたり、やる気ねぇ態度とってみろ。その時点で二度と稽古はつけねぇし、鬼殺隊に入る事も認めねェ。無一郎。それでもお前は、俺の修行の下鬼殺隊に入りてぇのかァ?」
無「はい。僕に鬼殺の剣士を教えてください。どんなに厳しい修行でも耐えて見せます!弱音を吐くような事は絶対しません!」
実「ほんとにいいんだな?俺個人として言うが、確かにお前達の力と才能は鬼殺隊に大きな力になる。ただお前らが自ら危ない世界に踏み込まなくたっていいんだぞ?俺が、俺達が必ず絶対守ってやる。」
無「覚えてないけど助けてもらった事には感謝しています。でも僕は強くならないといけない。たとえ祖先が凄い人ではなくても、絢蘭を今度こそ僕が守りたい。絢蘭をねらう鬼達から僕の手で守りたいんです!」
無一郎は記憶がないせいか、今まで絢蘭以外には無表情で目に光が灯る所を一度も見た事ねぇ。
絢蘭は知れた連中には笑うようなったが、やっぱり目に光はねぇんだよなァ。
そんな無一郎が少し感情的になりながら訴える目には僅かなが光が宿っていたんだ。
こいつを見つけ時はァ虫の息だったていうのに…。
「さねみ兄わたしからもおねがい!わたしもむいといっしょに強くなりたいの!」
絢蘭からも言われちまった。
どうやら俺はこいつから願いには弱いみてぇだァ。
しゃねぇなァ。
実「わかったァよォ。稽古つけてやる。そこまで言うんだからい一切容赦せずに叩き込むぞ。弱音を吐いた時点で俺はお前に二度と稽古つけねぇからなァ。絢蘭も余計な口出しするじゃねぇぞォ!。」
無「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
「ありがとう!さねみ兄。大好き!」
なぜか絢蘭の方が喜んで抱き着いてきやがったァ。
実「わぁったから。離れろや!お前も胡蝶にしっかり稽古つけてもらえよ。」
「うん。がんばるよ!」
し「あらあらすっかりお兄ちゃんですね。無一郎君の事よろしくお願いしますね。」