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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第15章 7.運命の出会いの始まり…



絢蘭が絡めば表情が少しで変わるのに、僕には笑顔一つ見せてくれないんだよね。


夜「呪術の世界に妹一人にしたくないと。本当は逆なのではないのか?今まで強い妹に守られていたのに急に1人になるのが怖かった違うか。」シュッ


お!
とうとう学長の人形が出てきたね。
さて無一郎は無事合格できるか?


無「‼危ないな。なに?襲ってくるの?」


流石無一郎!
天才肌だけあり気配を読んで躱しているね。


夜「窮地にこそ人間の本音は出るものだ。納得のいく答えが聞けるまで攻撃は続くぞ。」

無「何それ?意味わかんないんだけど…。確かに洞窟から発見されるまであんたの言う通り絢蘭の力のおかげで今僕がここにいる。妹の様に特別な力はないよ。でも今はたとえ弱くても守れることがある。たった一人の家族で兄妹だからこそ。」

夜「家族も他人のうちだろう。呪術師は常に死と隣り合わせ。自分の死だけではない。呪い殺された人を横目に呪いの肉を裂かなければならんこともある。君たちが入る予定である鬼殺隊でも同じことが言える。不快な仕事だ。ある程度のイカレ具合とモチベーションは不可欠だ。君は自分が呪い殺された時もそうやって、妹の力のせいにするのか。」

無「僕の事は何とでもいえばいいさ。半日も経てば忘れるから。でもね。妹を、絢蘭を馬鹿にするのは例えだれであろうと許さない。」

夜「気づきを与えるのが教育だ。」

お、おう…。
今まで一番キレているね無一郎。
早く素直に言えばいいのに。


夜「死に際の心の有様を創造するのは難しい。だが、これだけは断言できる。呪術師に悔いのない死などない。今のままだと大事な妹を呪うことになるかもしれんぞ。今一度問う。君は何しに呪術高専に来た。」

無「僕は絢蘭を守るために。いや隣にいるために。そのためには僕自身がもっと強くならないと妹の足を引っ張ってしまう。それだけはしたくない。正直絢蘭以外僕を含め他人なんてどうだっていい。絢蘭がこれ以上苦しまずに幸せになるなら。だけど僕は欲深い人間だ。その時絢蘭の隣には僕が立ちたい。いや立つ。兄としてではなく男として。だからここで強くなる!」

お!
とうとう言ったね。
これから無一郎と恵は友でもありライバルになるのか。
おもしろそうだ。






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