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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第15章 7.運命の出会いの始まり…


悟サイド

学長最初威厳はどこいっちゃったの?
もう絢蘭にメロメロじゃん!
まぁよくわかるけどね?
まだ11歳なのに時折でる大人びた妖艶さとか凄いんだから。
やべ。
完全にこれ口に出したら変態だと無一郎と恵に殺されるな(笑)
それより学長も驚いてたけど僕もびっくりしたよ。
まさか浄化の術式が使えるなんて。
ほんといつ考えたのよ。
多分今だから使えると思うんだよね。
記憶を取り戻した時に今みたいに澄んだ綺麗な心でいられるかは分からないからね。
有一郎が自分の目の前で鬼に殺された事。
瞳や目の色のせいで、村人から迫害されさらに、大量の鬼の出現は絢蘭のせいだと、1年以上洞窟で監禁。
僕だったら心が壊れているかも。
その状況のせいで単なる記憶喪失じゃなくて、今日の出来事も明日には忘れてしまうほど辛かったんだろう。
この症状は無一郎の方が強く出ている。
僕としては2人はこれ以上辛い思いをしてほしくない。
だからこちら側にも連れて来たんだ。
上層部のじじぃ共は違う。
絢蘭や無一郎を呪術師にしたのは成り行き程度でこの学校で友を作り青春を謳歌してほしいんだ。
ここだったら僕いなくても安全だからね。
って何語っちゃっているんだ僕は。


悟「無一郎自己紹介して。」

無「時透無一郎。絢蘭の兄です。」

夜「何しに来た?」

無「五条さ…先生に連れてこられて学長と面談しろって言われた気がするから」

夜「呪術高専にだ。」

無「呪いとかを学ぶために?」


なんでそこ疑問形なの⁉
無一郎は普段から僕に関心ないから、ついさっきの事もう忘れかけてるよ!
絶対!


夜「その先の話だ。呪いを学び呪いを祓う術を身に付け、その先に何を求める。」

無「何ってそんなのないよ。僕は絢蘭を守りたいだけ。」

夜「何故?」


あーあ始まったよ。
僕も高専に入る時あってくそめんどかったんだよね。


夜「君だって馬鹿でなければ分かっているはずだ。きみより妹の方が強い。天と地の差がある。それなのに守る?逆に守られ妹の負担が増えるだけではないのか?」

無「そんな事は言われなくたって分かっている。ただ大事な妹をこんな危ない世界に一人巻き込ませるわけないだろ!」


お!
無一郎が感情的になるのを始めてみた。

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