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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第14章 6.新しい友達



何とか自力で無事に祓い終わったね。
流石に恵は呪力きれの様だ。
まぁよく頑張ったよ恵。


悟「恵よくやった。今回の討伐で近いうちに3級から準2級に昇級するだろう。これから今みたいな奴らばっか相手をすることになるから稽古も厳しくするから覚悟しといて。今日はもう休んでいいよ。呪力空っぽだろうし。後は僕と絢蘭で片づけるからさ。」

恵「はぁー…。はぁー…。分かりました。お願いします。」


ちなみにもう1体は絢蘭が早々に祓っていた。
今回は自分術式である無下限術式はあまり使わずに、オリジナルの十種影法術を試したいようだね。
熊守(ゆうしゅ)という式神を呼び出したようだ。
黒と白の2匹の大型熊で、本来は守備を得意とするらしいよ。
今回は雷光技を出す黒だけを呼び出し、電光・雷雲を操り封じた所に雷を避雷。
恵の戦いの邪魔にならないように最小限で威力の高い術式を撃った様だね。


悟「さぁ後は雑魚の処理だけだ。絢蘭ちゃん、もう充分君の今の力を理解出来たし、ちゃんと制御できてる事が分かったよ。よく頑張ったね。」


 『ありがとー。私強くなった?』


悟「そりゃもう!元々僕の次に強さだったのに、僕と同等かそれ以上まで強くなってるよ。もし敵だったら大変。」


 『えへへ。でも私はさとるのてきじゃないもん。ブー。』


もう!
何?この可愛い生物は!
僕は例えとしていっただけなのに、敵になるっていう言葉がお気に召さなかったらしい。
頬にパンパンに空気を入れて、不貞腐れながら上目遣いで一応睨んでいる。
どんなしぐさも可愛いから全然怖くないんだよね。
でもご機嫌を治していただかないと。
そう思い絢蘭を抱き上げる。


悟「ごめんごめん。そんな怒らないで。僕が本気出さなきゃいけない程強いっていう意味だからね。僕はずーっと何があってもお姫様の味方ですから。ほら、せっかくの可愛いほっぺがな伸びちゃうよ。」

 『ほんとに?ずーっと味方だよ?やくそくだからね?』

悟「もちろん約束するよ。命に掛けても。』

恵「命にって…。」

 『うふふ。わかった!わたしもやくそくするね。』


良かったよ。
可愛い笑顔に戻って。
なんか恵が言ってた気もするけどまぁいいや。
彼女を降ろし、最後の仕上げにかかる所だった。



今日一番の強い気配が急に現れた。

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