• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第14章 6.新しい友達



恵「先生。2級の方俺に祓わせて下さい。無理はしないので。」

悟「いいよ。今の恵ならギリいけると思うし。僕もいるから安心してやってごらん。」

恵に言い出す前に本人の方から志願してきたね。
普段無理な戦いをしない彼には珍しい。

今日の恵はいつもより断然やる気に満ちている。
普段からこれくらいでいてくれればいいのに。
まぁ恵のスイッチを入れたのは100%絢蘭の影響だろう。

絢蘭に出会った日から確実に恵は変わっている。
あれは確実に惚れているね。
だから少しでもカッコいい姿見せたくてこの1週間頑張っていたけど…。
流石に恵に同情しちゃうレベルに彼女との差は大きかった。
それはそうだよ。
僕との模擬戦では可愛い顔しながら、威力の高い術式を正確に打ち出すし、素早さや柔軟性で僕の物理攻撃を華麗避けていた。
体術も初めは皆無だったのにあっという間に自分のものにしてしまうセンスの高さも驚きだったね。
それに今日新しい術式を身に付けちゃったぽいしね。
本人はまだ自覚無い様だけど。

そんな絢蘭の姿を目の前で見ていたから、恵自身に火が付いたんだろうね。
それは嫉妬かもしれないし、目標かもしれない。
正直な事はどうでいいけど、恵は姉の津美紀の呪いを祓うためだけに今まで力をつけてきた。
だけど今の階級である3級から昇級するにはスパイスが必要だった。
それが絢蘭の存在。
全くの偶然だけどいい機会になったよ。
絢蘭を恵に会わせる時から決めていたんだ。
彼女がいる時に格上の呪霊討伐をさせようってね。

”絢蘭は恵を必ず強くする”

僕は直覚的に感じたんだ。

思った通りこの1週間で目まぐるしく成長した恵。
今のお前だったら格上の2級相手でも負ける事は無いだろう。
ただここが限界かな。
だから好きなように思いっきりやらしてみようか。


恵「十種影法術 蝦蟇(がま)」


まずは確実に攻撃を与えるために蝦蟇を呼び出したね。
蝦蟇は見た目通り蛙の式神。
同時に複数出す事が出来るけど、今のめぐみには3匹が限界かな。
長い舌で対象を拘束して攻撃する。
その舌の使い方は他にもあるけどね。


恵「来い!大蛇(おろち)」


巨大な白蛇の式神。
こいつで決める様だね。
蝦蟇が動きを封じている体に巻き付き大きな口で呪霊を捕食した。


/ 445ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp