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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第14章 6.新しい友達


無一郎サイド

 『術式順展 蒼』


また一体化物じゃなくて呪霊が祓われたみたい。
今使った”無下限術式”は絢蘭の訓練何度も見ている。
何でも五条さんも同じ術式を使っているらしい。
よく覚えていないんだけどね。
何故か術師に対して同じ術式を使っている人はいない(家系を除く)
五条家と関係ない絢蘭だけが、最強の術式である”無下限術式”を使えるのは初めてだと聞いた気がする。
”万華鏡の姫君”の生まれ変わりだとか、十二眼の持ち主であることが原因だとか言われている。

けど僕にはそんな事はどうでもいい。
ほんとは呪術師なんて危険な事してほしくなかったんだ。
だけど絢蘭は昔から自分の事より、人のために全力になれる心の優しい妹なんだよね。
別人なのに”狗巻凛”の生まれ変わりで、もの凄い力をもってしまった。
しかも生まれ変わりなのにすでに鬼に狙われているらしい。
本当は守られていればいいのに…。
でも絢蘭は”狗巻凛”の意思を引き継ぐことを決めちゃった。
五条さんや鬼殺隊とっては嬉しい事なんだろうけど。

だったら僕も呪術師と鬼殺隊になって絢蘭を今度こそ守るって決めたんだ。
どうやら僕にも何故か剣士の才能があるらしい。
鬼殺隊では、絢蘭より早く鬼を見つけ妹を狙う奴らを根絶やしにする。
妹の為ではない。
世界で一番大切で好きな絢蘭のためなら何だってやる。

呪術師としてはゼロからの始まりだった。
記憶はないけど、僕には憎悪の感情が異常に多いらしい。
だから呪力は一般の呪術師よりかなり多いみたい。
流石に絢蘭には負けるみたいだけど。
絢蘭とは常に一緒にいて守りたいから、恵との訓練を必死に頑張ったんだ。
五条さんが鬼殺隊の事も考えてくれたみたいで、日本刀の呪具を貸してくれた。
いずれは、日輪刀が僕の呪具にもなるらしい。
体術や呪力のコントロールは難しかったけど、剣術だけは最初から恵に勝っていた。
やっぱり才能があるらしい。

そして今日僕は見学という形で絢蘭と恵の実戦訓練にきている。

僕にはほとんど感情が無いらしいんだけど流石に、驚き冷や汗が流れた。
呪霊って初めて見たと思うけどこんな気持ち悪くて禍々しい化物なんだ。
しかも個体によって見た目もバラバラだし、喋る奴もいるなんて。


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