• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第14章 6.新しい友達



しばらく伊地知さんの運転する車に揺られ、目的地についた。
ここは3年前に潰れた廃病院。
まだ中に入っていなくても強い呪霊の気配がする。
俺が今まで連れらて来た場所とは桁違いだ。
きっと絢蘭の力を試すにはこのレベルじゃないと意味がないんだろう。
本来なら1級呪術師以上が担当するはず。
先生や七海さんとか。
こんな所に俺一人が連れられたら確実に死ぬだろう。
そんな場所じゃなきゃ絢蘭の訓練にならないんだろう。
実際初めて模擬戦をした時僅か数秒、しかも先生曰く彼女は本来の実力の3割も出していないといった。
その後も勝てるはずがなく、絢蘭は先生と模擬戦をすることになった。
しかも先生と戦っても互角。
特別な場所で何重にも結界を張った場所でなければ災害が起きたレベルの凄さだった。
だからこの場所でのデビューは丁度いいか少し物足りないくらいぐらいだと思う。


悟「さて、目的地に着いたよ。この廃病院にいる呪霊を絢蘭と恵に祓ってもらうよ。無一郎は見学中心ね。忘れん坊さんのお2人に念のためもう一度説明するよ!呪霊は人の負のエネルギーが集まり実体化したもの。こういう病院や学校とかに集まりやすい。恐怖・悲しみ・痛み・憎しみ・嫉妬とかね。特にここの病院は経営していた時から評判がもの凄く悪くてね。その時から呪霊が集まってきてたんだ。そのせいで潰れて、増々呪霊が集まってきた。中には知能をもつレベルが高い奴も現れ始め、僕の所に任務が来たというわけ。本来ならもっと早く対応するべきとこだったんだけど、呪術師は萬年人手不足。低級だからってほっといたらこの有様。
僕の所に来た時めんどくさいって思ってたんだけど、絢蘭の力の訓練にはもってこいの場所だったのよ。恵も前より力がついてきたから自身の実力を確認するにはもってこいってことよ。さぁ、さっそく中に入るよ。念のため僕から絶対離れちゃダメだよ。伊地知後よろしく。」

伊「かしこまりました。皆さまご武運を。”闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え”」


先生の合図で敷地内に入り込むと、伊地知さんが帳をおろしてくれた。
”帳”とは一種の結界の事だ。
呪力のある者には黒く見え、一般人に中で呪霊討伐が分からなくするためや、二次被害を出さないために卸される。

/ 444ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp