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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第14章 6.新しい友達



この1ヶ月の間に心境の変化があったみたいだね。
向こうでの生活が確実に絢蘭にいい影響を与えている様だ。
ちょっと心が成長したにかな。
僕的には,こっちでの事は僕に全然甘えてくれちゃっていいんだけど、こんなこと言ったら後が怖いからね。
だから僕は絢蘭がそう願うのなら教師として導くだけだね。


有「そんなこと言われたらダメだって反対できないよ。絢蘭。お館様達や五条さん達に出会って強くなったね。しっかりと意思を持って行動が出来るようになった。よかったね。この人達に出会えて。」

 『ありがとうゆう。本当に良かったよ。記憶は無いけど私すごく幸せだし。救ってくれたお父さん達や悟達に恩返しもしたい気持ちもあるんだ。もちろん1人で無茶はしないよ。きっと呪術師や鬼殺隊として過ごしているうちにきっと記憶を取り戻せそうな気がするんだ。私もむいも。一々毎朝相手の目を見て思い出すのも申し訳ないしね。」


一瞬有一郎から寂しさと悲しさの気配が漂った。
きっと大事な妹以上の存在が自分以外の手で守られるのに妬いたのかな?
それと絢蘭は気軽に記憶を取り戻したいって言っているけど、有一郎としてはあんな辛い過去忘れたままでいて欲しいんだろうな。


悟「有一郎。お前の考えも気持ちも分かるけど、僕が育てる2人なんだから心身ともに強くなるに決まっているでしょ?
もし、絢蘭達の記憶が戻ったとしても、そんな事にはならない。大丈夫だ。」

有「あんたに言われるとすげぇ苛つくんだけど。それにわかってるし!こいつ等なら乗り越えられるって。俺の妹と弟だからな。」


絢蘭は何のことを言っているのか分からないって顔をしているよ。
ほんとに可愛いな。


悟「さて、他に何か言いたいことあるかい?そろそろ戻らないと無一郎がこっちきちゃうぞ?」

有「そうだな。そろそろ戻らない。惠君どうか2人をよろしく。絢蘭は自分の事なんかを他所に他人第一主義で動くから無茶しまくるし。逆に無一郎は絢蘭とお館様以外の人をほとんど覚えてられない。そのせいで他に一切興味を抱かないから苦労すると思うけどどうか仲良くしてやって欲しい。」


そう言い残すと雄一郎は絢蘭の元へ戻って行った。
さて明日から本格的に体術教えた後、任務に3人を連れて行こうかな。
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