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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第14章 6.新しい友達



悟「でも絢蘭の母親は、何が何でも我が子を守りたかったんだと思うよ。力に恐れず、普通の生活をさせてやりたいってね。自分も殺される覚悟をしてね。すごいね母親って。まさに愛の力だよ。運よく助かったあの子が、狗巻凛と同等いやそれ以上の力を持つ万華鏡の姫君に成り変わったんだ。全く同じ”十二眼”を持った存在の誕生は千年ぶり。今まで生まれた中にも同じ瞳を持つものはいたらしいけど、濁っていたりと完全じゃなかったらしい。それに比べて絢蘭は瞳も力も容姿もそっくりらしいしよ。ちなみに棘の遠い親戚になるからね。今は狗巻家は棘のところしかないと思ってたんだけど、田舎の小さな村にまだあったんだよ。幸か不幸なのか分かんないけど。呪術連の連中からしたら喉から手が出る程欲しい存在。あんな糞じじい達にいいように利用されないよう僕が動いたわけよ。それに住んでた村では瞳のせい化物扱いされ家族ごと迫害されてたみたいだし。あんな綺麗な瞳してるのにふざけやがって。しかも絢蘭が張っていた結界のおかげで村は守られ、呪霊は絢蘭が無意識に祓って助けてもらっていた側の分際で。僕がもっと早く見つけてあげたかったよ。でも村人を殺さない自信はないかななんて。」


先生の話に衝撃を受けすぎて、息をするのを忘れていた。
どんだけ壮絶な人生を生きてきたんだよ。
さらに詳しく聞くと、その地方は”鬼”という人を喰う化け物もいたそうだ。
その鬼退治を専門にしているのが”鬼殺隊”。
絢蘭が先日までいた場所だ。
何でも狗巻凛っていう人は鬼殺隊としても馬鹿げた程強くて鬼のトップに惚れられてたらしい。
その鬼を結局倒すことは出来ず、現在絢蘭の存在にも気づいているらしい。
その村に大量の鬼が送り込まれて、村人の大半が死んだという。
正直それは何とも思わない。
というより罰があったたんだと俺でも思う。


悟「鬼に殺されたのは村人だけじゃなかった。恵なら気づいていると思うけど絢蘭の気配何かおかしかったでしょ?」

恵「はい。本人の呪力とは別にもの凄い呪力を感じました。今度高専に転向してくる人も怨霊に呪われてるって聞いたので呪われているってすぐ分かりました。だけどタイプが今までいたのと違いすぎて。」


そう。
この事が、俺が一番聞きたかった事だ。
この不思議な呪いが何なのか。
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