万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第14章 6.新しい友達
可愛らしい顔で見つめらて、顔が赤くなっていないかめっちゃ不安だ。
ばれたら絶対先生に揶揄われるし、無一郎と敵対は避けたい。
『はーい。えーっと、ときとう絢蘭です。年はむいの2つ下だから、えーっと11さい?だと思います。たんじょうびは…いつだっけ?』
無「1月11日の山羊座だよ。」
『そうだっけ?あと、すきなものはむいとゆう。あとお父さんたちとねぇねたち。さとるとパパも好きだよ。でも1番好きなのはももの花のペンダント。なんで好きなのか分からないけど、とっても大事なペンダントだと思うんだ。好きな食べものは…?』
無『果物全般好きだろ。あと甘いもの。僕は絢蘭の手料理はどれも好きだよ。」
『ありがとうむい。それでいつの間にか”特級”っていうのになってました。よろしくお願いします。』
恥ずかしがりやなのか、顔を真っ赤にして懸命に話す姿が可愛いすぎて鼻血出るかと思った。
俺は変態かよ!
先生に向ける目で無一郎に見られるのだけは阻止しないと。
それにしてもこいつも本当に記憶喪失なんだな。
自分の事はほとんど無一郎が答えていたし。
しかも答える表情が別人の様に丸くて驚いた。
やっぱりシスコンか?
でもこの兄妹似てないんだよな…。
それにこいつらに家族はもういないって聞いてたけど、”ゆう”とか”ねぇね”って誰?
”お父さん”と”パパ”って2人いる事ってどういうことだ?
疑問が多すぎる。
それにしても本当に花のペンダント大事なんだな。
ずっと握ってるし。
悟「恵~?絢蘭が可愛いのは分かるけど見つめすぎだよ。クックック。せっかく2人の自己紹介終わったんだからなんか一言ぐらいないの?」
恵「…よろしく。」
悟「アハハハ。マジで一言かよ。まぁいいいや。ここにいる間恵が家の事か教えてあげて。まず荷物置きに行こう。突き当りの左の手前の部屋が絢蘭で1つ置くが無一郎の部屋だからね。」
やべ。
考え事していたら長い間見つめてしまった見つめて。
さっそく面倒な人にからかわれた。
軽くため息を吐いた。
その時絢蘭から衝撃発言が放たれた。
『え?夜1人でねなきゃいけないの?さみしいなぁ。むこうではお父さんが毎日いっしょにねてくれたよ?」
目を潤ませ明らかに落ち込んでいる絢蘭。
可愛すぎんだろ!