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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第14章 6.新しい友達



悟「恵君はさ、君のお父さんが禪院家に対してとっておいた最高のカードだったんだよ\。ムカつくでしょ?で、そのお父さんなんだけど僕がこ…」

恵「別に。アイツがどこで何してようと興味ない。何年も会ってないから顔も覚えてない。今ので話は大体分かった。津美紀の母親も少し前から帰ってない。もう俺達は用済みで2人でよろしくやってるってことだろ。」

悟「君、本当に小1?」


言ったことは本心だ。
あいつに対して父親の認識を持っていない。
ほとんど家にいなかったと思ったらいつの間にか離婚していつの間にか再婚してた。
禪院家っていうのは知らないけど、あいつの事だから金が亡くなった時の保険にされてたんだろう。


悟「まっいいや。お父さんのこと知りたくなったらいつでもでも聞いて。そこそこ面白いと思うよ。そんじゃ本題。君はどうしたい?禪院家行きたい?」

恵「津美紀はどうなる?そこに行けば津美紀は幸せになれるのか?それ次第だ。」


俺は売られようと何されようとかまわない。
だけど津美紀は別だ。
こいつは俺の力の事やその存在すら知らない一般人だ。
なのに”誰かを呪うより大切な人のことを考えたい”とか言い出す絵に描いたような善人だ。
正直呆れる部分もあるが俺は密かに尊敬している。
だから津美紀は俺が守ると決めている。
優しさゆえに綺麗事を貫こうとする長所を潰されたら津美紀が津美紀でなくなる。
もし禪院家ってとこに行って津美紀が幸せになれるならそれでいい。
だけどそうじゃなかったら…。


悟「ない。100%ない。それは断言できる。」


さっきまでふざけた態度が一変して言い切りやがった。
こいつが、マジな顔で言うなら本当なのだろう。
それに悔しいけど俺より遥に強い。
自分の弱さに苛立つ。


悟「クックッ。オッケー。後は任せなさい。でも恵君には多少無理してもらうから頑張って。強くなってよ。僕においていかれないくらい。」


そういってこいつじゃなくて五条先生は去っていた。
それから先生に生活の援助をしてもらいだがら2人で暮らしていた。
先生は俺達を助ける代わりに、俺が呪術師になることを条件にした。
だけど、俺は呪術師なんてよく分からない者になる気はなかった。

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