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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第14章 6.新しい友達


恵サイド

恵「先生。五条先生?ってまたいねぇのかよ。そういえば今日だっけ?俺のクラスメイトになる奴が試しに来る日って。先生曰くめっちゃ可愛いのに天才のお姫様?とその兄貴だっけ。兄貴の方は俺の一つ年下になるって言ってたけど、兄弟そろって年齢ごまかして大丈夫なのか?まぁあの人に不可能な事はないだろうけど。つうか妹が特級レベルってさらっと言ってたような気がするけど本当か?兄貴の方は術式持っていないけど剣の才能があるとか…。信用できねぇ。問題は2人とも記憶喪失って。ありえるのか?そんな奴らを連れてくるとこが先生らしいけど。はぁ…。めんどくせぇ…。だけど味方にはなってやりたい。」


長らく独り言を喋っていた俺は伏黒恵。
ありえないほど強くてありえないほどマイペースな五条先生の家に居候しながら訓練もつけてもらっている。
中3で次の春から東京都立呪術高等専門学校に入学する。
こう見えて俺は3級の呪術師だ。
俺の使う術式は十種影法術[とくさのかげぼうじゅつ」。
禪院家の術式らしい。

何故俺がここにいるか。
元々俺は呪術師なんて興味なかったんだ。
俺が幼い頃、両親は離婚し父親に一応育てられた。
そして小学校に上がる前に再婚して、津美紀という姉が出来た。
だけど再婚してすぐに蒸発した。
俺たちは捨てられたんだ。
俺はあんな親父なんかどうでもよかったが、津美紀には悪いと思った。
それから津美紀と2人暮らしが始まった。
一年ぐらいが過ぎた頃まだ先生じゃなかったあの人が俺の前に現れたんだ。


悟「伏黒恵君だよね。」

恵「アンタ誰?っていうか何その顔。」


初対面の子供相手になんつう顔してんだこいつ。
てか何しにきたんだ?


悟「いやソックリだなと。」

恵「❔」


俺、こいつと会ったことないよな?
誰と比べてんだ一体?


悟「君のお父さんさ、禪院っていういいとこの呪術師の家系なんだけど、僕が引くレベルのろくでなしでお家出てって君を作ったってわけ。君見える側だし、持っている側でしょ。自分の術式[ちから』にも気づいているんじゃない?禪院家は術式[さいのう]大好き。術式を自覚するのが大体4~6歳。売買のタイミングとしてはベターだよね。」

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