万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第13章 5.新しい家族と生活
絢蘭の表情を見るかぎりもう答えは決まってるみたいだ。
だったら僕は、そんな絢蘭を何者からも守るために強くなるだけだ。
僕たちは顔を見合わせて頷くと絢蘭がこの先をどうするか
答え始めた。
『私は最初から決めてたよ。鬼殺隊に入るし、呪術師にもなるよ。もちろん助けてくれたお父さん達や悟達に恩返ししたい。それに私の力が、多くの人を助けられるなら助けたい。私達より辛い思いしている人達を一人でも減らしたい。でも一番は、この能力とこの瞳を使ってご先祖様が果たせなかった思いを果たしたい。鬼舞辻無惨も両面宿儺も私が今度こそ葬る。それが私に与えられた運命だと思うし、お父さんや悟への最大の恩返しになるでしょ。ただむいも危険な目に合わせちゃうけど、むいも私何かよりずっと頼もしいし。』
無「僕も勿論鬼殺隊に入るし、呪術師にだってなってやりますよ。但し一つ条件として、僕と絢蘭は同じ任務にしてください。もし無理なら、胡蝶さんや不死川さん達柱?でしたっけ。その方々と絢蘭を必ず一緒にして下さい。
両面宿儺はまだ封印されている様なので、復活するまでに僕が強くなります。五条さんだけだと不安なので。でも鬼舞辻無惨はいつ絢蘭を狙ってくるか分からない。悔しいですけど今の僕だと逆に絢蘭の邪魔になってしまう。だから僕が柱になるまで、どうかお願いします。あなた達は信用できるから。」
思いっきり頭を下げた。
助けてくれた相手に少し生意気だったかもしれないが。
忘れないうちに言っておきたかった。
少しの沈黙が流れた。
耀「2人とも本当にいいのかい。」
お館様の問いかけに僕たちは揃えて答えた。
無「『はい。』」
耀「君たちがこの選択をしてくれたことに本当に感謝するよ。無理やり引き込んでしまったかもしれないが、ありがとう。」
お館様はすべてうまくいったかのように、微笑んでいた。