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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第13章 5.新しい家族と生活



耀「そんな風に言わないでおくれ。絢蘭のその輝く綺麗な”目”は大切な絢蘭の一部なんだよ。どうか大切にしてほしい。それに鬼殺隊にとっても大きな力になる。だけど、”その目”や力は君たちを守るためにあるのだから。君を”万華鏡の姫君”だと思い込んでいる鬼舞辻からも必ず守る。さて、”その目”に関しては五条殿の方が詳しい。
私の話は一旦ここで終わりにしよう。」


やっぱりお館様は優しい方だ。
さっきの絢蘭は、どこか冷めきっていて自分をまるで道具の様に思っているみたいだった。
でも、お館様の言葉を聞いて表情が少し戻ったようだ。
よかった。

次に五条さんからの話が始まった。
最初はいつも通りふざけたりと苛つかせることの天才である。
次第に五条さんの話にも狗巻凛が出てきた。
御三家と呼ばれる強い人達をまとめる程の実力者。
五条さんよりかなり強い人で、かなり珍しい”十二眼(きんがん)”の持ち主で五条さんと同じ術式を使っていたらしい。
悔しいけど、五条さんが強いことは忘れられないほど覚えさせられた。
そんな人より強いって…その人の生まれ変わりなんて信じられないけど、思い当たる事はある。
僕の怪我を治してくれたり、どんなに遠くにいてもすぐ僕の居場所がわかったり、何かに敏感に反応していた事もある。
それが絢蘭の瞳の力だなんて当時は思わなかったけど、説明されて納得してしまった。


悟「まぁ、ちゃんと力の事を知って訓練したら僕なんか1年で抜かれるだろうけどね。さて、鬼殺隊と僕たちの話は一旦終わり。
何故この話をしたかというと、単刀直入に君達に呪術師になってもらいたい。」

無「えっ⁉僕も?僕にそんな力ないでしょ。」


はぁ?
この人はいきなり言い出すんだ。
絢蘭にその才能があるのはわかったけど、僕には無いんでしょ?
僕の話はしなかったし。


悟「本当は絢蘭だけを呪術師にしようと思ったんだけど、それだと無一郎が絶対に許さないなと思ってさ。」

無「当たり前でしょ。」


鬼殺隊のこの場所みたいに安全かどうかわからない所に、絢蘭1人なんて行かせられないに決まっている。
七海さん?だっけ?
あの人はまだ信用できるけどいつも来てる訳じゃないらしいし、この怪しい目隠し野郎になんか絶対渡さない。

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