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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第13章 5.新しい家族と生活



悟「そんで、呪術師っていうのは呪霊を祓う専門科の事を言う。
呪霊も鬼同様、人を襲うバケモノ。鬼と大きく違うのは、呪霊は人間の負の感情をエネルギーにして集まって誕生しちゃったもの。怒り・憎しみ・妬み・悲しみなど。学校や病院に現れやすいんだよね。その呪霊を僕達が、呪力を用いた術式で祓っている鬼殺隊で言う呼吸みたいに呪術師によって術式は異なる。呪力は大体の人間が持っているんだ。もちろん、君達やお館様たちもね。
但し、術式は生まれ持ってる者だけが使える。後から身に付けるのは無理。だから呪術師は万年人手不足なんだよね。ただ、例外はいたんだ。」


悟は絢蘭達の元へ近づくと話を続けてた。


悟「皆も薄々分かっていると思うけど、”狗巻凛”。彼女は歴代最強の呪術師と呼ばれている。呪術師には御三家と呼ばれる歴代呪術師を生み出している家があるんだけど、それが僕が現当主の五条家。それと禪院家と加茂家。当然御三家と呼ばれるだけあって力ある家なんだけど、それを当時束ねていたのが狗巻凛が当主の狗巻家だった。だけど、彼女が”両面宿儺”っていうとんでもない化物がいてね。そいつを封印するのに全能力を使い切ってしまってね。彼女がいなくなった狗巻家は分裂して、今は一人しか狗巻家の術式の一つを使える者がいるだけ。狗巻凛の話に戻るけど、彼女は僕と同じ無下限術式を使っていてんだ。さらに他の呪術師の術式を自分の物にできるとんでもない人だった。一番すごいのが十二眼(きんがん)の持ち主っていうこと。僕の六眼でさえかなり貴重で無下限術式との持ち合わせは四百年ぶりと言われ、小さい頃から命を狙われてきたんだから。でもそれを凌駕するのが十二眼。六眼同様、呪力の流れが詳細に見え、相手の術式の効果が分かる。術式をいくら展開しても呪力の消費をほぼ無くできる。これらに加え、対象の仕草、発言、癖、心の中、過去、未来を観る事が出来るとか。ほかにもまだ隠された力があるんだけど資料が少なくてね。多分治癒能力も十二眼の力だね。
その十二眼は透き通った透明で、ダイヤモンドいや万華鏡の様に光を反射するほど美しい瞳。そこから”万華鏡の姫君”と呼ばれたんだよね。でも彼女の力は強すぎた。彼女だから使いこなせたし、今後後継が使いこなせることはないと考え、徹底的後継が生まれないようにしてたらしい。宿儺の封印もあったしね。」

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