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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第13章 5.新しい家族と生活



いざ鍛錬いや、追いかけっこがはじまると2人とも全く絢蘭を捕まえられなかった。
もちろん本気で、息を切らしながら汗だくだった。
何度隙を突こうとして上手くかわしてしまう絢蘭。
とうとう2人が限界が来て座り込んでしまった。
心配そうに除く絢蘭は息一つ乱さずケロッとした顔をしていた。
本人に本気を出したか聞いてみると全く出していないとのこと。
その事にさすがのカナヲも驚きを隠せなかった。
何故鬼殺隊士でもなく、さらに自分より幼い絢蘭がこんなに強いのか。
その時しのぶが絢蘭を迎えに来たのだ。
早速葵は、たった今起きた現状を説明した。
しのぶは絢蘭にはいくつか不思議な能力もあったためそこまで驚かなかった。
というよりは目の前の少女が次から次へとありえない事をするのに耐性がついたようだ。
そして絢蘭がどの程度の力量化を調べるため、しのぶ自身が相手になって追いかけっこという名の実験が行われた。
結果はしのぶの勝利。
絢蘭は悔しがっていたが、嬉しそうだった。
当然柱として負ける訳はないのだが、しのぶのスピードにはついていけていた。
瞬発力や柔軟性、先を考える発想力等がしのぶ勝利に繋がったのだ。
もし絢蘭がしっかり鍛錬をした状態で勝負をしていたらおそらく負けていただろう。


このような異常事態を経験しているしのぶには、すぐに
”万華鏡の姫君”の生まれ変わりが、絢蘭の事を言っているのだと分かったのだ。
とても信じられないが、生まれ変わりなら今までの彼女の能力について粗方説明がつく。


耀「流石だね絢蘭。今は”その瞳“でどれくらい見られるのかな?」

 『うーん。今は1~2日ぐらいかな。多分使っていくうちに遡れる期間は増えていくと思うよ。前はそんなに使ってこなかったんだろうね。調節が難しくて途切れたり、ぼやけたりするんだよ。でも、悟がいるから後でコツ聞いてみる。でもお父さんたち鬼殺隊には過去が見える”この目”は必要としてないんじゃない?未来も見えるようになれば使い物になるかもしれないけど…。』


自分の瞳をまるで物の様に話す絢蘭。
そんな絢蘭に少し切ない表情を向ける耀哉。

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