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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第13章 5.新しい家族と生活



どんな雑魚鬼でも裏切りを許さない。
自分の居場所を悟らぬよう、鬼が”鬼舞辻無惨”名を発する事を禁じられている。
もし口にしてしまったら、鬼の中に流れる無惨の細胞が暴走しその鬼を殺してしまう。
本来鬼同士の殺し合いは不可能なのだ。
どんなに死にかけても再生する。
だが無惨には可能なのだ。
それも自身に仮にも襲い掛かってくる鬼をふせぐためだ。

そんな無惨が一人の女性を愛した。
しかも最大の敵である鬼殺隊である”狗巻凛”を。
柱である3人でさえ、驚愕の上に困惑するのも仕方がない。
もちろん初耳であるし、人と鬼との間に恋愛感情なんて起きるはずがないのだ。
鬼にとって人間は、鬼自信を強くするための餌なのだから。


実「お館様。それは誠ですか?鬼が、ましてや鬼舞辻が…そんな事…。」


柱の中でも鬼への憎悪が強い実弥がおもわず問い質す。


耀「実弥、そうだね。本来このような事はあり得ない。だけどね、確かに彼女に関する昔の記録に載っているという事は、事実だったと認めようがないんだ。もちろん彼女にとって、人間の脅威である鬼始祖の鬼舞辻は敵。何度も戦い少しずつ奴を追い込んでいった。しかし彼女は慈悲深く心が綺麗な女性ようだったんだ。鬼舞辻をを滅殺寸前まで追い込んだ時の事と書かれている。敵対しているのにもかかわらず、会うたびに鬼舞辻から強く想われ、愛情あふれた言葉をかけらる。今の鬼舞辻なら人間の頃を思い出し心を改めてくれる可能性がある。せめて最期は苦しくないようにと思ってしまったんだ。それが彼女の唯一油断になってしまった。鬼舞辻は彼女の技の中で、人間だった頃の記憶を見たそうだ。記録によると、その技は自分の罪に心から悔やんでいるもの、鬼になったことを後悔や苦しんでいる鬼対して使われる。鬼に人間の頃の記憶を映し出し、懺悔させることで天国への道が近くなる。鬼には痛みが一切ない”狗巻凛”らしい奥義の一つと記録に残っている。」


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