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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第13章 5.新しい家族と生活



耀「驚かして悪かったね。どちらの子孫かまでは不明だけど、”始まりの呼吸”の剣士の子孫というのは確かな事なんだ。
さらに日の呼吸と月の呼吸の剣士は双子の兄弟だったといわれている。共通点がある無一郎のなかには、才能あふれる血が流れている事をしっていてほしかった。」

無「そんなすごい人の子孫…。でもたとえそうだとしても、僕が同じなる可能性は低いですよ。それに僕には”双子の兄弟”はいない。兄妹は妹の絢蘭だけです。」


無一郎は驚きはしたものの、すぐに冷静になったというより関心がなくなったのか。
はたまた自分自身に一切の興味がないかのように言い放った。
無一郎の言葉から”双子の兄弟はいない”と発せられた時、一同は一瞬反応したが、彼に記憶がないのは皆知っている。
何とも言えない空気が流れた。


耀「無一郎。決して自分の事を杓子定規で測ってはいけないよ。人には無限の可能性があるのだから、どうか自分を否定しないでほしい。今すぐには難しいかもしれない。だけどね。ゆっくり進んでいけばいつか必ず花開くときが訪れるからね。絢蘭と一緒にゆっくり前を進みなさい。」


さすが耀哉である。
この空気をいっそうして、無一郎の考えを感じ取りそっと背中を押す。
耀哉の言葉一つ一つが凍り付いた無一郎の心をゆっくりと少しずつ溶かす。
そんな感覚に陥る無一郎。


耀「さて、話の続きをしよう。もう一人の”始まりの呼吸”を生み出した剣士”狗巻凛”について。彼女は鬼殺隊が使っている特別な呼吸法を生み出したと伝えられている。そして鬼殺隊を作ったとも言われているんだ。彼女の使っていた呼吸は”無限の空間”と呼ばれ呼吸と少し異なっているが、歴代最強の呼吸だった。彼女は日や月はもちろん、現在の基本の呼吸を生み出し後継に伝授するほどの力の持ち主。そして多くの者から信頼されていた。また容姿や日輪刀の色から”万華鏡の姫君”と呼ばれていたと記録に残っている。多くの者から好意をよされたが、それは人間だけではなかった。そう鬼舞辻もね、彼女を心から愛してしまったのだよ。」


一同に困惑が広がる。
鬼殺隊員が知る無惨は、容姿は見た事はないが冷酷非道。
自らの野望の為なら、人間をためらいなく殺すか鬼にし自身の管理下に置く。

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