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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第13章 5.新しい家族と生活



耀哉少し間をおいて話し出した。
目の前の少女を思いながら。


耀「そうだね。鬼についても説明しとかなくてはならないね。ただもしかしたら、絢蘭には辛い思いをさせてしまうかもしれない。それでも大丈夫かい。」


本当の娘の様に思っている絢蘭に奴の話をすれば、何か思い出すかもしれない。
それは鬼殺隊にとって有益な情報になる。
しかし耀哉自身は無理してまで辛い記憶を思い出さなくていいと思っている。
有一郎の証言から奴に狙われていることは確定している。
だから判断はまだ子供の彼女たちに任せることにしている。
すべてを話し終えた後、鬼殺隊に入るかどうかを。


無「それってどういう…」

 『大丈夫だよむい。続けてお父さん。』


大事な絢蘭に、何か悪影響を与えるのなら話は別だと焦った無一郎。
だが、絢蘭は普段とは全く違う様子に驚いた。
いつものような幼さは全く感じられず、逆に12歳とはおもえないほど大人っぽく落ち着いている。
本人は全く意識していない。
本能的なものなのだろうか、自分より大切な人が危険に会う可能性をかんじとったのだろう。
落ち着いて、動揺する無一郎を鎮めた。
覚悟は出来ているかのように。


耀「わかった。でももし辛くなったらすぐ言うんだよ。鬼とは人間しか食べない化物。人を食べた分だけ強くなり”血鬼術”という姑息な術を使い我々に対抗してくるんだ。鬼の中で特に強い鬼たちを”十二鬼月”と呼ばそいつ等には私の剣士達を沢山殺された。特に“上弦の月”と呼ばれる六体は約百年以上変わっていない。上限の鬼の強さは柱3人分と呼ばれているんだ。だが上弦の首を落とすのもそう遠くないと思っているんだ。それで、鬼は元は人間なのだよ。ある鬼、鬼の始祖に無理やり血を与えられて、鬼へ変貌してしまう。その血に勝てず亡くなってしまう者もいるようだけど。その血には鬼の始祖の細胞もふくまれているらしい。十二鬼月の上弦は自ら鬼になる事を望んだものが多いらしい。その上、鬼の始祖”鬼舞辻無惨”からの信頼も高いと聞く。私達鬼殺隊は、すべての鬼はもちろん。鬼舞辻の滅殺を胸に戦い続けているんだ。絢蘭大丈夫かい?少し休もう。」


耀哉が”鬼舞辻無惨”という名を口にした途端、絢蘭は激しい頭痛に襲われていた。
その名に全く記憶はない。


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