• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第13章 5.新しい家族と生活



翌日からも無一郎君の治療するため、それと絢蘭ちゃんの様子を確認するためお館様のお屋敷に足を運びました。
無一郎君はまだ目を覚ましませんが、ずいぶん顔色が良くなってきました。
一安心です。
絢蘭ちゃんが私のことを覚えているか一抹の不安がありましたが、杞憂に終わりました。
私を見つけると『ねぇね!』と呼んで走り寄ってきて下さいましたからね。
五条さんの事もちゃんと覚えていたようです。
彼はたまに来るという話のはずですが、毎回お洋服など沢山の手土産を持ってくるんですもん。
最初はやはり彼女を自分の所へ連れて行こうとしているかと思いましたが、ただただ絢蘭ちゃんが可愛くて仕方がない様子でした。
こっそり七海さんに聞いたのですが、五条さんはああ見えて人を見る目はあるようで、お館様との約束はちゃんと守ると断言したようです。

不死川さんもちょくちょく顔を出してくれたんですが、彼の事は忘れてしまった様で、私の後ろに隠れる事もしばしば。
一日に何回か顔を見せても、その時には忘れてしまうようでした。
やはり記憶障害が思ったよりも酷い様です。
ですが、不死川さんは嫌な顔一つせず根気よく話しかけてくれたお陰か、3日目にはちゃんと覚えていることができるようになったようです。
よかったですね、不死川さん。

そして4日目。
無一郎君が無事に目を覚ましてくださいました。
まだ体力が戻っていないため、起き上がるにはもう少し時間がかかるでしょうが、絢蘭ちゃんの笑顔が増えるでしょう。
毎日意識のない無一郎君に、お館様と一緒に色んなことを話し掛けていましたもんね。
無一郎君の状態に問題ない事を確認し、再び休ませ絢蘭ちゃんを蝶屋敷に連れて行く事にしました。


し「さぁ着きましたよ。ここが私が住み鬼殺隊の隊士のケガや病気を治療する蝶屋敷ですよ。」

『お花もいっぱいさいてるね。きさつたい?って?』

し「フフ。そうですねぇ。鬼殺隊とは、鬼という人間を襲う悪い化物を退治する隊士達の事を言います。今日は初日ですし、隊士達が少ない時間帯なので、緊張しなくても大丈夫ですよ。」

 
/ 462ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp