第12章 ４.交渉

悟「えっと。交渉は成立でいいのかな？お兄さん安心してよ。僕最強だから。そんな僕を超える存在になるよ絢蘭は。僕がついている限り力の暴走はさせないしね。それに、呪術師は変わり者が多いけど、ここに常識人の七海がいるからね。彼に任せれば、人並みの常識は身につくだろうし。ね。ってことで、僕がどーしても手が離せない時は七海よろしくね。」

七「はぁ。また貴方はまた当然に。しかし五条さんに任せっきりでは、彼女達の教育に悪いですし、彼女の力には興味がありますので、私も全力で守りますのでどうか安心してください。」

耀「頼もしいね。よろしく頼むよ。お互い協力して絢蘭達を守り育てていこう。」

七「こちらこそよろしくお願いします。」


先程の洞窟での悟の様子から、親バカになると七海は確信したのだろう。
このままでは、悟の悪いとこばかり似てしまう。
それだけは断じて避けなくてはと思った七海は、珍しく了承したのだ。
七海自身、時間に縛りをつけているため、任務以外の事は避けたい体質なのだが絢蘭の実力に興味を持ったようだ。
悟が言ったように、彼を超える呪術師が誕生するかもしれない。
なのに性格が悟に似てしまったら大問題なのだ。


悟「ちょっと七海！僕が教育に悪いってどいうこと。こんなにピュアでやさしい男どこにもいないでしょうが！ていうかなんで僕抜きで話が…」

七「五条さん静かにしてください。見ての通り性格には多々問題がありますが、実力は本物なのでご安心下さい。」


こうしてなんやかんやありながら、悟の案が採用されしばらくは、産屋敷家で療養することに決まったのだ。