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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第11章 3.新しい居場所



しばらくお館様の胸の中で泣いてしまった。


御「落ち着いたかな。さっきも言ったけど今日からここは君たちの家だよ。そして私達は家族だ。血が繋がっていなくても関係ない。絢蘭と無一郎それにもう1人のお兄さんも、私にとってずっと前から家族にしたいと思っていたんだ。父のように思って貰っていい。時間が掛かってしまいすまなかったね。ここには皆君達の味方しかいないよ。でも他の皆に会うのはもう少し経ってからのしよう。」


家族ってなんだっけ?
知ってる様な気がするけど思い出せない。
こんなすごいおうちに私なんかいてもいいの?


『家族?むいとゆう以外にあなたが家族って言うのになってくれるの?でも私みたいな気持ち悪い目や力を持っているのが、ここにて迷惑じゃない?』

御「家族っていうのは、楽しいことは皆で楽しみ、喜ばしいことがあれば皆でお祝いする。辛いことがあれば何でも話し合う。手と手を取り合って生活していくんだよ。絢蘭の目はとても綺麗で私はとても気に入っているよ。目が見えなくなる前に可愛らしいお顔が見れてよかった。君の力は人のためになる凄い力だ。これから絢蘭のことを馬鹿にするものが現れたら、ここにいる柱も許さない。勿論私もね。大事な娘を傷付けるものには容赦はしない。だから安心なさい。」


1年前から目や力の事を気色悪がれ、いつの間にかその時反応になれてしまっていたみたい。
だから今日みんなが、綺麗ですごいって言ってくれて実は戸惑ったんだ。
でもお館様の言葉を聞いて、世界が広がった気がした。
こんな優しくて真っ直ぐな人達みたいになりたいな。


『家族が増える…。なんか嬉しいな。あの!』


こんなお願い子供っぽいかな?


御「どうしたんだい。家族なんだから気にせず言ってごらん?」

『あの!…お父さんって呼んでもいい?』


言っちゃった!
多分顔が真っ赤になってるよ。


御「勿論だよ。可愛らしい願いだね。私もそう呼んでもらえると嬉しいよ。」


お父さんはやさしい笑顔を向けてくれた。
むいが聞いたら驚くだろうな。
フフフフ。


し「あら?絢蘭ちゃん。私とも家族ですよ。貴女は私の大事な妹ですから。」

『!!ありがとうねぇね。大好き。』


思わず抱きついちゃった。

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