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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第11章 3.新しい居場所



おだやかな空気が流れている。
こんな気持ちは初めてかもしれない。


御「さて今日はここまでにしようか。絢蘭をまだ体を休ませないと行けないからね。しのぶ定期的に無一郎と絢蘭の様子を見にきてくれるかい?」

し「御意。」

御「お待たせしてすまなかったね。五条殿、七海殿。絢蘭の意思はどうやら決まっているようだね。今後についてこの後話し合いたいのだがいいかな?」

悟「もちろんですよ御館様。僕も色々聞きたいことがあったし。ね七海?」

七「はぁ…。分かりました。五条さんが失礼な言動をしないよう私もお供させていただきます。」

御「構わないよ。私も貴殿達のことを詳しく知りたいからね。しのぶ義勇実弥。7日後また屋敷にきてくれるかな?その頃には無一郎も目を覚ますと思うから、2人今後のことについて先に知らせておきたい。しのぶは時間があるときでいいから7日の間もこまめにきてくれるかな。もちろん2人も時間があれば顔を見せてあげて欲しい。無一郎の状態も心配だし、何より絢蘭がしのぶ達に心許しているようだからね。」

し義実「「「御意。」」」

御「ありがとう。さて今日はここで解散にしよう。みんなお疲れ様。ではお二人は場所を移動しようか。絢蘭も、もう少しおやすみ。すぐにあまねが来るから心配要らないよ。」


何だろう。
眠くないのにお父さんの声が、笑顔が温かくてまたまぶたが重くなってきた。


御「おやすみ絢蘭。良い夢を。」


その言葉を最後に、また深い眠りについた。

















そして耀哉・実弥その後に続き、悟と七海も部屋を後にした。

















この時絢蘭は深い眠りの中で家族と幸せだった7歳の頃の夢を見ていた。
もちろん記憶から両親の死が決めているため、両親が夢には出てこない。


絢蘭の心は、これ以上幸せな感情をもらう事を恐れた。
また失うかもしれない。
また傷つくかもしれない。


絢蘭自身が分からないところで精神の成長を無理やり5~6歳まで戻し、成長して思い出さない様に封印してしまったのだ。
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