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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第11章 3.新しい居場所



有「だとしてもだ。今現在、奴と対峙できるのはあんたと絢蘭だけだろ。教え子が育つ前に絢蘭に接触してきたらどうするんだよ。あんたが付きっきりでいるわけにもいけないでしょ。単純な勝負に絢蘭が負けるわけないけど、精神的に不安定で記憶もなく、心が子供だ。あんたより頭がキレる奴に何を吹き込まれるかわからない。最悪奴の仲間になる可能性だってあるんだぞ!」

悟「そんなことは絶対させないと約束する。傑のことは僕の問題だからね。絢蘭には術式と同時に一般知識や一般常識も教える。そして入学まで間僕がいない時は、僕の家にいる預かっている子と無一郎で過ごして貰う。できるだけ僕か七海が着いている様にするけど。後高専の教え子にも訳を話して、できるだけ一緒にいて貰うようにする。必ず絢蘭は守る。傑からも。宿儺かも。全てから。だから僕を信じてくれないかい?有一郎。」


いつになく真剣な表情の五条さん。
こんな表情は久しく見ていなかった。
それほど本気だと言うことでしょうか。
しかし、そう簡単には納得しない有一郎君。


有「口では何とも言えるよね?こういう話するんなら、1つでも不安因子減らしてから来るのが普通じゃないの?それすら出来ずに絢蘭達を、連れていこうなんておかしな話だと思うけど。」


五条さんと有一郎君の話が平行線のまま空気がピリ着いたまま、冷や汗をにじんだ時、絢蘭さんが目を覚ましたようです。


『…ゆう。落ち着いて。私達のために考えてくれてありがとう。』

有「!!。絢蘭!!。いつから起きてたの!?」

『ん?えーっと、さとるが教師として?強いじゅじゅつしを育ててるだっけ?そこら辺から目が覚めた、よく分からないけどゆうとさとるがケンカしてるみたいだから止めなきゃって思って今起きたとこ。』


突然起床した絢蘭さんに、驚きと焦りの表情を見せた2人でしたが、まずい内容は聞かれていなかったようで、私含め安心しました。
この状況で、まだ伝えるは早すぎますしね。


『ゆうが何でそんなにさとるを怒っているのかわからないけど、さとるは大丈夫だよ。信じられる。』


無邪気な絢蘭さんの笑顔がこの場の空気を少し溶かしてくれました。
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