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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第11章 3.新しい居場所



その頃からです。
五条さんが1人で最強と言われるようになったこと。
夏油さんが、痩せて時折悩ましげな様子を目にすることを。

星漿体の遺体を回収する前、五条さんは再び伏黒氏と対峙しました。
通常生きているはずない五条さんですが、攻撃力されている最中に反転術式を使えるようになり、自分にかけたため死なずに済むという荒業をやってのけたのです。
その戦いでは何のしがらみもなくなった五条さんが優勢にたち、伏黒氏に勝利しました。
その時遺言で「俺の子供が禪院家に売られる好きにしろ。」と言ったらしく、五条さんは彼の息子の伏黒恵くんを引き取り呪術師として育てるのは別の話です。

その事件から一年後。
五条さんは紛れもない呪術会最強の男に成り上がりました。
今まで夏油さんと一緒に行っていた任務も1人で行くことが多くなり、必然的に夏油さんも1人での任務が増えてしまったのです。
夏油さんの顔はやつれ、疲れているようでしたが、本人曰く夏バテだと言っていました。
その年は自然災害影響が多く、大量に呪霊が発生しました。
私は、同級生の灰原と2級呪霊を祓う任務おもむきました。
しかし、そこにいたのは1級呪。
到底私も灰原もかなう相手じゃありません。
何とか奮闘しましたが!私は大怪我をおおい、灰原はず命を落としてしまった。
高専に戻り、私たちの公認に五条さん1人で行くことになりました。
私は、自分の無力さと大切な友人を亡くしたことで自暴自棄に陷っていました。
その時、灰原の遺体の近くにいた夏油さんについこぼしてしまったのですね。
"もうあの人1人で良くないですか?"
今思えば、私の一言が悩んでいる彼の背中を押してしまったのかもしれませんね。
灰原は明るく真っ直ぐで、素直な性格で呪術師向きではなかったかもしれません。
そんな彼が最も慕っていたのが夏油さんでした。
彼が亡くなった事もあの事件呼ぶ大きな原因だと思われます。
ある村での村人全員虐殺及び夏油家虐殺。
実行犯の夏油さんは姿をくるませ、特級呪術師から特級呪詛師に成り下がりました。
事件直後、一度五条さんの前に姿を現したそうです。
何のやり取りをしたのかは分かりませんでしたが、五条さんは夏油さんを捕えることが出来なかったようです。
現在も行方が分かっていません。
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