万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第11章 3.新しい居場所
七海サイド
呪いと化した有一郎君を初めてみて思わずゾッとしました。
確かに特級レベルだ。
しかもそのなかでも上位に入る。
さらに人型を保っているなんて。
五条さんから聞いている来年入学予定(五条さんが無理やり入学させる)の生徒も同じように呪いに呪われているが、彼に危険が及ぼすとき勝手に出てくると聞いています。
きっといや、ほぼ確実に彼より彼女の方が呪いの扱いに長けているでしょう。
それからこの部屋に最初か居らした、鬼殺隊の不死川さんのために有一郎君などの説明が始まり、有一郎君自身が出て来て今に当たります。
どうして鬼に襲われたか、どうやって退治したのか、何故呪いになったのか、何故彼女達は記憶喪失になったのか。
とても呪いとは思えないほど聞き取りやすく細かに説明していることにも驚きです。
鬼殺隊入隊に一応は賛成していると話が終わった瞬間、彼はこちらを向き負のオーラを高めました。
有「五条さんと七海さんだっけ?」
悟「おや?名前を覚えていてくれたなんて光栄だね。特級過呪術怨霊の有一郎君。」
全くこの人は…。
このオーラを抑えて貰う事が先決なのに彼を煽るようなことを言って。
七「一級呪術師の七海です。お怒りは分かりますので、何とか感情を抑えれくれませんか?このままですと彼女達が起きてしまいます。」
有「ごめん。ついこの人見るとイライラしちゃって。どうやら貴方の方が話が分かるようだ七海さん。」
悟「酷くない?君が僕の事嫌いなのはバシバシ伝わったけど、まるで僕が話がわからない馬鹿っていっているみたいじゃない?」
有「おや?そこまで理解していて、俺が苛ついている事は分からないの?仕方ない…。仕方がない。教えてあげるよ。それはあんたが絢蘭を呪術師にしようとしていることだよ。」
さっきまでの穏やかな表情から怒りに満ちた表情に変わってしまいましたね。
私も彼女を呪術師にすることにはまだ判断材料が揃っていないので納得はしていません。
ですが、五条さんの事ですから無理やりにもするつもりなんでしょう。
それが彼に怒りを与えた一つのようですね。