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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第11章 3.新しい居場所



2人とも、いや3人とも健気だねぇ。
兄は弟と妹のために。
弟と妹は兄のための。
そして男は女のためにか。
愛だね。
そりゃこんな立派な特級過呪怨霊が誕生するわけだわ。


実「話を止めてすまねェが、おめェの所に鬼舞辻含め3体鬼が来たって訳か?」

有「うん。そうなるね。」

実「一体目は弟があいてしたんだよなァ。で最後に鬼舞辻の野郎が来やがったんだよなァ?こういっちゃ悪いが、何故あいつは絢蘭を連れて行かなかったんだ?こいつの先祖に心底御執心みてェだった様だし、生まれ変わりと言われるくらいだァ。そもそも下弦の鬼を、日輪刀を持たない絢蘭が倒したのかァ?」

有「倒すことは出来なかったけど、戦闘不能にはしてたよ。包丁を使って何かの呼吸と型を繰り出していた。何故か包丁は真っ赤に染まっていて、鬼も再生するのに苦しんでいた。そこに呪術で結界を張って身動きを封じていたよ。それからしばらくして無惨が現れたんだ。絢蘭をずっと探していたって言ってた。鬼とは思えないほど優しい表情で。ある意味それが怖くて絢蘭は動けなかったみたい。どうやら無惨は鬼を通して、情報を把握すると同時に監視している。別の鬼の術で障子の襖を出し、思い通りの場所で行く事ができる。だから当然現れ、鬼殺隊に邪魔されぬよう、鬼を村に大量に放ったんだ。それから無惨は絢蘭が戦闘不能にした鬼へ、怒りを向けて殺した。絢蘭に傷をつけた事が怒りに触れたみたい。そして絢蘭に”また迎えに来る”と言って絢蘭も気を失ったんだ。多分完全に力が開花してないから、それまで待つってことじゃないかな。でも僕がそんな事させない。無限の呪力で愛する絢蘭を守り抜く。絢蘭は今は忘れちゃっているけど俺たちは兄妹関係なく愛し合っている。それが最大の力になる。絢蘭が、首にかけている桃の花のペンダントが僕達を繋いでいるんだ。それに無惨は僕の事は知らないしね。」


やっぱ愛と言う呪いは凄いね。
あのペンダントで有一郎を、既にコントロール出来ているなんて。
流石"万華鏡の姫君"の生まれ変わりってわけだ。

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