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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第11章 3.新しい居場所



すると戸が開き胡蝶達が入ってきたようだ。


し「不死川さん。こんにちは。お待たせてしてすいません。無事彼女達を保護できました。」


子供らの姿を見て一安心するともに、想像以上の悲惨な状態に頭に血が昇った。
素人の俺でも分かる酷い栄養失調。
特に坊主の方がやべェ。
頬もないに等しく、男とは思えないほど両手足がほせェ。
今は落ち着いてるようで、冨岡の背中で安心した表情で寝ている。
胡蝶のおかげかァ。
にしても2人とも傷がねェ。
絢蘭だっけか?
こいつの力で傷は癒せたって訳かぁ。
妹なのに必死に兄貴守ってたんだなァ。


実「あ゛ー?胡蝶かァ。いや待ってねぇよ。俺の代わりに行ってくれて助かったァ。冨岡の野郎が行ったってのは気にくわないがしゃあねェ。確かけんらんだったかァ?悪かったなァあの時そばにいたのに守ってやれなくて。見つけるのにこんな時間くってェ。お前ら2人ともよく頑張ったなァ。もう安心しろ。もう糞な村人は追ってこねェ。安心しろォ」


つい妹達にやっていた癖がでちまったァ。
だが、最初俺のみてくれに怯えていた絢蘭だったが、笑顔を見せてくれた。
こいつの笑顔をみるとあの時救えなかった後悔がでてくる。
謝罪と生きていてくれた感謝を込め頭を撫でてやる。


し「誰も不死川さんを責めたりしませんよ。御館様に黙ってまでこの子達を捜し続けてくれたんですから。ねぇけんらんちゃん?」

『えーっとね…。捜してくれて、見つけてくれてありがとう。…実弥お兄ちゃん。』

年相応の笑顔に頬を赤らませながら礼を言われ胸がざわついた。
何妹みてェな存在にこっちが赤面してんだよ。
たく。


実「!!。いいんだよォ。当たり前の事をしただけだぁ。それより疲れてるだろ?布団で寝ちまいな。冨岡ァ何つったってんだ。そいつを早く寝かせて治療の準備しねぇか。


絶対胡蝶がからかって来るだろうから、冨岡に八つ当たりしてやった。
実際子供を抱えながら、ずっと突っ立てる冨岡にイライラしていたのは確かだがなァ。


し「フフフ。治療はお任せください。ただ無一郎君の衰弱がひどいので完全に元気になるまでは時間が掛かりますが、心配はありません。絢蘭ちゃんも治療して、すぐ元気になりましょうね。だから目を閉じてゆっくりお休みなさい。大丈夫。起きるまで側にいますから安心してください。」
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